ネパール旅行私的おすすめスポット②
目次
不浄・穢れ
ネパールはヒンドゥー教であることがベースとしてあり
「不浄・穢れ」という意識が文化・習慣に大きな影響を持っています。
一番大きなものは、食事に関する内容です。人により度合いはありますが
「牛肉・豚肉・魚介類・卵」を食べることを避ける傾向にあります。
牛・魚はヒンドゥー教の神様に関係する神聖な生き物であり
豚は不浄の生き物と考えられています。
また、他の人が触れた料理には手を付けないこともあります。
こちらも、他の人が手を付けるとその穢れがうつると考えるからだそうです。
そして宗教的な観点から、右手を神聖な手と考えている一方で
左手は「不浄の手」と考えられています。
おすすめスポット
⑪パタン
パタンはカトマンズの南に位置し、カトマンズの渓谷の一部として世界遺産に登録されている都市です。
ラリトプル(美の都)とも呼ばれ、芸術と工芸が盛んな地域です。
パタンの中心にあるダルバール広場は壮大な建築と歴史的建物が集まる場所で
東側には旧王宮、西側には寺院が数多く残っています。
17世紀に建てられたクリシュナ寺院はネパールでは珍しい石造りの寺院で、彫刻で装飾されています。
ダルバール広場から歩いてすぐのゴールデン・テンプルの門の天井には石の曼荼羅がはめ込まれ
本堂は金で覆われており迫力満点です。
⑫バクタプル
カトマンズから東へ約12キロほどの場所に位置するバクタプルは
街全体が中世の佇まいを残すネワール族の古都です。
パクタプルの中心にあるダルバール広場は世界遺産に登録されており
壮大な旧王宮や寺院、仏塔が点在します。
繊細な木彫りの窓が美しい55窓の宮殿や、トウマディー広場にある
5層の屋根を持つネワール様式のニャタポラ寺院など、見どころも多いエリアです。
レンガ造りの家屋、木彫りの窓や扉、石畳の路地など
どこを歩いても美しい伝統的な建築に囲まれています。
⑬チャングナラヤン寺院
チャングナラヤン寺院はカトマンズの東の丘、世界遺産にも登録されている寺院です。
標高約1500mに位置し、寺院からはカトマンズやパタンの街並みを一望できます。
ネパールでも歴史あるヒンドゥー教寺院の一つとされ、その起源は4世紀にまで遡ります。
寺院はネパールの初期の王朝であるリッチャヴィ王朝の時代に建てられたと考えられており
ネパールの宗教史と文化史において重要な役割を果たしています。
この寺院の本尊はヴィシュヌ神の化身ナラヤン神で、寺院の前にはマッラ王朝時代に造られた
ブパティンドラ王とその王妃の像があります。
⑭チャンドラギリ展望台
チャンドラギリ展望台はカトマンズから約7キロの距離に位置する人気の観光地で
その魅力は何といってもヒマラヤ山脈の壮大なパノラマビューです。
標高約2500メートルのこの展望台からは、天候が良ければアンナプルナ、マナスル、ランタン、
ガウリシャンカール、そして世界最高峰エベレストなど、数々の名峰を一望することができます。
特に朝や夕方には壮大な山々が金色に輝く姿を見ることができます。
麓から山頂へはロープウィで約の9分の空中散歩を楽しむことができます。
⑮チトワン国立公園
世界遺産・チトワン国立公園はネパール南部のタライ平原に位置する広大な自然保護区です。
東西80キロ、南北23キロに広がる国立公園内ではアジアの絶滅危惧種であるベンガルトラや
インドサイ、バイソン、そして多種多様な鳥類などが生息しています。
公園内では、ジープサファリや象の背に乗るエレファントサファリや
カヌーライドなど、さまざまな方法で自然を楽しむことができます。
特にインド象の背に乗ってジャングルに分け入るサファリが、チトワンでの代表的なサファリです。
通常1~2時間程度のエレファントサファリで、象の背には輿がついておりここに2~4人座ります。
ゾウの歩みにあわせて揺れますのでしっかり掴まり、ジャングルに分け入るスリリングな体験は貴重な経験です。
⑯ ルンビニ
ルンビニは仏教の創始者であるブッダの生誕地として知られており
その宗教的、歴史的な意義から1997年に世界遺産に登録されています。
ブッダが誕生したとされる場所に建てられたマヤデヴィ寺院や、産湯にも使われたとされる聖なる池プスカリニ池
インドのアショーカ王が紀元前3世紀にルンビニを訪れた際に建てた石柱、アショーカ王の石柱などがあります。
ルンビニには、世界中の仏教国が建立したさまざまな寺院が点在し
仏教徒にとってはもちろんのこと、歴史や文化に興味がある人々にも興味深いスポットとなっています。
⑰サガルマータ国立公園
サガルマータ国立公園は世界最高峰の標高約8848メートルの
エベレスト山(ネパール語で「サガルマータ」)の名を冠し
その豊かな自然環境と独自の生態系が評価され1979年に世界遺産に登録されています。
このエリアは、エベレストをはじめとする高峰群に囲まれ
ローツェやマカルーなど8000メートル級の名峰が連なる山岳風景が広がっています。
エベレストを目指して歩くエベレスト街道と呼ばれるルートは
ネパール側からはルクラからスタートし、ナムチェ・バザールを経由して
キャンズマ、タンボチェ、パンボチェ、ディンボチェ、ロボチェ、
そして標高5000メートル超のエベレスト・ベースキャンプへと通じます。
⑱ルクラ
標高約2800メートルに位置するルクラはシェルパ族が多く住む地域です。
カトマンズからの飛行機が着陸する空港は山の斜面にあります。
ルクラはエベレスト地域への玄関口として知られており、ルクラから始まるトレッキングルートでは
エベレストやアマ・ダブラム、ヌプツェなどの名峰を間近に眺めながら進むことができます。
ルクラからパグディン、バザールがあるシェルパの村ナムチェまでのコースなど
多くのトレッキングルートなどがあり、世界中から登山客が訪れます。
⑲ナムチェバザール
ナムチェバザールはエベレスト地域に位置する標高約3400メートルの山間の町で
エベレスト周辺のトレッキングルートにある重要な拠点です。
シェルパ族の文化が色濃く残る場所で、シャンボチェの丘を背に
白い石造りの壁に青や緑のトタン屋根の家々が軒を連ねます。
ナムチェバザールの市場には登山用品や、食料品などが売られており
、旅行者が必要なものを手に入れることができます。
ナムチェバザール近くの展望スポットからは
雄大なヒマラヤの山々を一望でき写真撮影や山岳観光にも最適です。
⑳シャンボチェの丘
シャンボチェの丘はサガルマータ国立公園内、標高約3700メートルにあり
ナムチェバザールから徒歩で約1時間程度でアクセスできる場所にあります。
この丘は、高度順応のためのハイキングとしても最適で
ナムチェバザールに滞在しているトレッカーが、身体を慣らすためによく訪れます。
シャンボチェの丘は、エベレスト、ローツェ、アマダブラムなどの名峰を
一望できる絶好の展望地で、多くのトレッカーや観光客にとって人気のスポットです。
丘の上にはエベレストシェルパ・パノラマリゾートや
ホテルエベレストビューなどの施設があり滞在することができます。
まとめ
前記事と本記事を合わせてネパール旅行おすすめスポット20選を
ご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
ネパールには8000メートル級の雄大な山々や
日本では絶対に見ることができない壮大な風景に出会えます!
普段毎日使用しているスマホやパソコンなどの電子機器から離れ
素晴らしい山々や風景で目をデトックスしてみるのも良いでしょう!