インド旅行私的おすすめスポット②
目次
ユニークな衣装
サリーはインドの伝統的な衣装で美しく
ベトナムのアオザイと同様に神聖な意味を持っています。
サリーの大きさは 4 ~ 9 メートル、時には長さ 12 メートルにも及び
さまざまなスタイルで体に巻き付けるために使用されます。
インドの文化ではサリーを着る女性は、ンド社会での地位の高低を示す
脚を露出しないという絶対的なルールに従わなければなりません。
ほとんどのサリーセットは似たようなデザインですが
着る人の状況に応じて素材や色が異なります。
例えば、シルク生地は富裕層向け、綿または綿のサリーは庶民階級向けで
柄の数は比較的少ないですが、未亡人向けです。
牛は神聖な象徴
ヴェーダでは牛の役割が繰り返し強調されています。
生命を維持するための牛乳の供給源であり、特に農村部では不可欠で効果的かつ経済的な燃料源です。
インドの文化や宗教において牛は聖なる動物として崇められ
母として描かれ、母なる大地のように寛大な心を持ち、良い意味をもたらします。
これらすべての理由から、牛を殺したり牛肉を食べることは罪とみなされ
インドの多くの州は州全体で牛の屠殺を禁止しました。
おすすめスポット
⑪ガンジス川
ヒマラヤ山脈の氷河を水源とし、インド北部約2500キロを流れるガンジス川。
ヒンドゥー教において最も神聖な川とされ、ガンガーとして崇められています。
ガンジス川沿いにはガートと呼ばれる階段状の石段が84カ所あり、沐浴の場となっています。
巡礼者たちは、ガンジス川での沐浴が罪を洗い流し魂を清めるとし、沐浴や祈りを捧げます。
ヒンドゥー教と仏教の聖地であるベナレスは、ガンジス川のほとりに位置し
何世紀にもわたりこうした宗教的な儀式や文化が受け継がれてきました。
インドの心の象徴とも言えるガンジス川は今も多くの人々を惹きつけています。
⑫ブッダガヤ
ブッダガヤの大菩提寺(マハーボーディ寺院)はインドのブッダガヤにあり
菩提樹の下で深い瞑想を続けたブッダ(釈迦)が、覚りを開いた場所として知られています。
仏教の4大聖地のひとつに数えられ、2002年に世界遺産に登録されました。
現在の寺院は、紀元前3世紀にアショーカ王によって建設され
7世紀ごろに現在の形になったと言われています。
大菩提寺には、高さ約52メートルの大塔がそびえ
本殿の背後にある菩提樹はブッダが瞑想して
悟りを開いた菩提樹の子孫であるとされ
ブッダが座した場所を示す金剛座が祀られています。
⑬カジュラホ
カジュラホはインドの中央に位置する人口約5000人弱の村です。
紀元後950~1050年に建てられた85カ所もの寺院にある
愛の彫刻で有名になった場所で、今はそのうちの25院が残っています。
寺院の壁面を覆うように施された天女像やミトゥナ像はとても迫力があり
シヴァ神を祀るヴィシュワナータ寺院や、ミトゥナ像の彫刻が美しいデーヴィー・ジャグダンベ寺院など
ヒンドゥー教の寺院が集まる西群の寺院が特に有名です。
1986年にはカジュラホの建造物群として世界遺産に登録されました。
⑭ジョードプル
ジャイプールから西へ約300キロメートル、ラージャスターン州に位置するジョードプル。
15世紀にラージプートの王、ラーオ・ジョーダーによって造られ
都市の名前は自身の名前にちなんでジョードプルと名付けられました。
マールワール王国の首都であり、長さが約10キロメートルもの城壁に囲まれている城郭都市です。
建物の多くが青く塗られており、ジャイプルのピンクシティに対し
ジョートプルはブルーシティと呼ばれています。
高台に位置するメヘラーンガル城から旧市街地を見下ろせば、壮大な景色が楽しめます。
⑮ウダイプール
ウダイプールはラージャスターン州に位置し
街の中心にピチョラー湖があることから湖の町とも呼ばれています。
美しいピチョラー湖を見下ろす高台に建つ宮殿シティ・パレスは
複数の宮殿が連なり、美しい庭園や装飾的な広間が有名で、内部は博物館として公開されています。
ピチョラー湖に浮かぶ白亜の宮殿レイク・パレスは1746年にマハーラーナの離宮として建てられ
現在はラグジュアリーな高級ホテルとして注目を集めています。
ロマンティックな雰囲気と歴史的な背景が融合したウダイプールの散策をお楽しみください。
⑯エローラ石窟寺院群
世界遺産に登録されているエローラ石窟寺院群は、岩を掘り抜いて作られた遺跡群で
仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の寺院や僧院が30以上残されています。
南から1~12窟が仏教、13~29窟がヒンドゥー教、30~34窟がジャイナ教の石窟です。
最大の見どころは第16窟のカイラーサナータ寺院で、巨大な岩山を奥行き約80メートル
幅約46メートル、高さ約34メートルにわたって切り開き、柱や塔門、
精巧な彫刻といった寺院部分を掘り出して造られており
この巨大な石彫寺院を100年以上かけて完成させたと言われています。
⑰アジャンタ石窟寺院群
アジャンタ石窟寺院群はデカン高原の北西マハーラーシュトラ州に位置する
仏教の石窟群で、アゴーラ川河岸に約30の石窟寺院が並んでいます。
最初の開掘は紀元前2世紀~後2世紀に始められ
7世紀ごろまで続けられたと考えられています。
建設された石窟寺院群の内壁には
仏教の説話を題材にした精緻な壁画が多く施されています。
アジャンタ石窟寺院群は、仏教の衰退とともに1000年以上忘れ去られ
1819年にジャングルの中から発見されました。
アジャンターの石窟寺院群として、1983年に世界遺産にも登録されています。
⑱インド門
港町ムンバイに立つインド門は、イギリスの支配下時代の1911年に
インドを訪問したイギリス国王のジョージ5世夫妻を歓迎するために建設されました。
スコットランドの建築家ジョージ・ウィテットが設計した
門の高さは26メートルあり、グジャラート様式の壮麗なデザインです。
現在はエレファンタ島湾行きの船や湾内クルーズなどの観光船の発着所になっています。
夕暮れ時や夜のライトアップされた景観が特に美しく
インド門はムンバイの象徴的なランドマークとして
観光客に人気のあるスポットです。
⑲ビービーカマクバラ
ビービーカマクバラは、マハーラーシュトラ州オーランガバードにある歴史的な霊廟です。
ムガル帝国の皇帝アウラングセーブ帝の妃ディルラース・バーヌーの霊廟で
アウラングセーブ帝の息子アザム・シャーによって17世紀後半に建設されました。
インドを代表する世界遺産タージ・マハルをモデルにしており
ミニ・タージとして親しまれています。
荘厳なドームの周囲には美しい庭園が広がっており
観光客だけでなく地元の家族連れもそぞろ歩きが楽しめるスポットです。
⑳マドゥライ
マドゥライは、チェンナイの南西約470キロメートルに位置する都市で
紀元前から古代インドの主要な交易と文化の中心地として栄えてきたと考えられています。
マドゥライはヒンドゥー教の重要な巡礼地であり
ミーナークシー・アンマン寺院を中心として旧市街が広がっています。
町の守護神であるミーナークシー女神とその夫シヴァ神を祀るこの寺院の
4つの巨大な塔門には、合わせて3300体を超えるとも言われる神々の彫刻が施されています。
まとめ
以上、2回にわたりご紹介した
インドおすすめ観光スポット20選はいかがだったでしょうか。
今回ご紹介した20戦のスポット以外にも
インドには数多くの世界遺産や壮大な古代遺跡があり
まさに一度だけでは足りないのがインドの旅です。
ぜひ魅力あふれるインドへ訪れてみてくださいね!