カンボジア旅行私的おすすめスポット
目次
カンボジアとは?
カンボジアはインドシナ半島に位置し、ラオス、
ベトナム、タイと国境を接し、南部は南シナ海に面しています。
1970年代のクメール・ルージュ率いるポル・ポト政権による大量虐殺やその後の内戦を経て
1990年代に民主的な選挙が行われ、立憲君主制国家として歩んでいます。
国民の平均年齢は23.9歳*、国民の約半数が30歳未満
(ポル・ポト政権時代の大量虐殺の影響で、40代以上の人口は少ない)。
特に中国からの旺盛な直接投資により、2011年以降は7%前後の高い経済成長率を記録し続けています。
近年プノンペンやシェムリアップなど都市部の発展が目覚ましいものの、いまだに貧困に苦しむ人が多いのが現状です。
礼儀とマナー
カンボジアでは、礼儀正しさが重視されます。特に、目上の人に対する敬意を示すことが大切です。
例えば、手を合わせてお辞儀をする「サムペア」という挨拶があります。
これは、相手に敬意を表すためのもので、年配の人や社会的地位の高い人には特に心を込めて行います。
また、足を人に向けたり、頭を触ることは失礼にあたるため避けるべきです。
おすすめスポット
①アンコールワット
アンコール・ワットはカンボジア北西部にあり、3つの回廊と5基の塔からなる寺院です。
左右対称の巨大な寺院はクメール建築の最高傑作とされ、1992年に世界遺産に登録されています。
壁面には古代インドの戦いを描いたマハーバーラタ
ヒンドゥー教における天地創造神話の乳海攪拌(にゅうかいかくはん)
等の彫刻が施され、1体ごとにデザインが異なる女神像も見られます。
第1回廊と第2回廊の間にある十字回廊には、胸をたたくと音が響くエコーの間があります。
観光の際、肌の露出が高い服装では入場券が発行されないため、肩や膝が隠れる服を用意しましょう。
②シェムリアップ
シェムリアップはカンボジア北西部の都市。
シェムリアップ空港から車で20分でアクセスできます。
中心部にはホテルや市場が数多くあり、アンコール・ワットや
トンレサップ湖などの観光拠点として栄えています。
シェムリアップ川沿いにあるオールドマーケットはお土産や食品が充実しており
日本人が経営するカンボジア・ティー・タイムでは
伝統菓子ノムトンムーンチョコレートを購入できます。
アンコール・ワット観光の宿泊は車で10分の場所にある
グランド ヴィーナス ラ レジデンスがおすすめ。
③トンレサップ湖
トンレサップ湖は東南アジア最大の湖。
湖上には5~8mの水深に耐える高床式の建物が見られます。
シェリムアップ市街地から車で約30分のチョンクニアと
約50分のコンポン・プルック等の村でクルーズ観光ができます。
どちらも30ドル程度で所要時間は1時間半、湖上の建物群や現地の人々の暮らしを伺えます。
チョンクニアでは水面に沈む夕日を眺められ、コンポン・プルックではマングローブ林を進むコースもあります。
湖には300種類以上の淡水魚が生息しており、ツアーによっては釣りを楽しめます。
④アンコール・トム
アンコール・トムはアンコール・ワットの北に位置する石造りの城塞都市。
堀に囲まれており、東西南北にある5つの橋から入れます。
中心部にあるバイヨン寺院は大乗仏教とヒンドゥー教の建築方が入り混じっており
途中から石の積み方や材質が異なっています。
壁面には、1170年代にトンレサップ湖上で起きた戦争の場面や
当時の市場の様子が精密な彫刻によって記録されています。
敷地内に観音菩薩の顔を型どったクメールの微笑みが
4面に彫られた大きな塔が50個以上あり、撮影スポットとして人気です。
⑤タ・プローム
タ・プロームはアンコール・ワットから北東に約6kmの場所にある寺院です。
樹齢300年の樹木によって押しつぶされるように浸食されており、自然の生命力を感じられます。
映画「トゥーム・レイダー」のロケ地になったほか
木の根が張りめぐらされ苔むした遺跡は,日本の有名アニメ映画の舞台をほうふつさせます。
シェムリアップ中心部にあるタ・プロームホテルでは、木をふんだんに使った暖かみのある内装と
屋内プールやスパで旅の疲れを癒せます。周辺の繁華街では夜遅くまで食事や買い物を楽しめます。
⑥ロリュオス遺跡群
ロリュオス遺跡群は、アンコール・ワットよりも
前の時代に開かれた都の一帯に残る、レンガ造りの寺院群。
シェムリアップ市街地から車で25分の場所にあります。
アンコール王朝最古の寺院プリア・コー、アンコール・ワットの元となった山岳型寺院のバコン
かつては貯水池の中央に位置し、治水をしたロレイの3つの寺院を見学できます。
狛犬の役割を持つ獅子シンハーや、神話の神ナーガ
聖牛ナンディンの石像が各所にあり、
豊かな自然の中、歴史ロマンに浸れます。
観光の所要時間はおおよそ1時間半~2時間です。
⑦プノンペン
プノンペンはカンボジアの南に位置する首都。
街並みにはフランス統治の影響が残っており東洋のパリと称されています。
東のトンレサップ川沿いには見学可能な王宮、仏教寺院シルバーパゴダ・ワットプノン
1953年に建造された独立記念塔、地元住民や観光客でにぎわう
セントラルマーケット等の観光スポットがたくさんあります。
王宮の真後ろにあるホテルザ プランテーション アーバンリゾート&スパは
カンボジアをはじめとした世界各地の料理をいただけるレストラン
疲れを癒せる屋内プールやスパ等の設備が充実しています。
⑧プレアヴィヒア寺院
プレアヴィヒア寺院はカンボジアとタイの国境に広がる
標高625mのダンレク山地にあります。
高低差120m、長さ800mの参道、形の異なる5つの門
ヒンドゥー教の神ヴィシュヌを祀る中央のお堂からなり
建物の随所に乳海攪拌(にゅうかいかくはん)
ラーマーヤナ等の神々が彫刻されています。
寺院の後ろは断崖絶壁で、絶好の撮影ポイントとなっています。
カンボジアの大地を一望できることから、天空の寺院
アジアのマチュピチュとも呼ばれています。
観光の所要時間は約1時間です。
⑨プノンペン国立博物館
プノンペン国立博物館は首都プノンペンの王宮のすぐ北にある歴史博物館です。
クメール王朝の建築様式を模した、赤が印象的な建物。
1920年に開館し、ロリュオス遺跡群・アンコール遺跡群を築いた
6世紀~15世紀の出土品を仏像を中心に5,000点以上展示しています。
高さが1mを超える横たわるヴィシャヌ神等のヒンドゥー教における神や
歴代の王の像や彫刻、実際に叩けるカンボジアの楽器
青銅器や漆器等、見どころがたくさんあります。
緑あふれる中庭の池で、コイやカメに餌やりもできます。
観光の所要時間はおおよそ1時間です。
⑩独立記念塔
高さ20m、赤褐色の独立記念塔は、首都プノンペン中心部にあり
フランスからの独立を記念して1958年に建造されました。
アンコール・ワットと同じ山岳型の建造物は
清らかさや悟りの象徴とされる蓮の花がモデルになっています。
周囲は緑豊かな公園で、のんびりとくつろげます。
夜になるとライトアップされるほか、独立記念日の11月9日には
セレモニーが開催され、国王や首相がパレードを行います。
徒歩30分圏内には王宮やシルバーパゴダ寺院
セントラルマーケット等の有名観光スポットがあります。
まとめ
以上がカンボジア旅行に行かれた際にオススメなスポット10選になります。
カンボジアには世界遺産のアンコール・ワットをはじめとした
遺跡や建造物が多く、豊かな時代自然も残っています。
近年、日本からプノンペンやシェムリアップへの運行開始され
直行便でおおよそ6時間ほどでアクセスできます。
短いお休みの小旅行にも、滞在して遺跡群をめぐるのもおすすめです。