インド旅行私的おすすめスポット①
目次
インドとは?
インドは、南アジア随一の面積と世界第2位の人口を持つ大国であり
12億人を超える国民は、多様な民族、言語、宗教、文化によって構成されています。
歴史的にはガンディーの生誕地として有名で、近年の急速な経済発展が目覚ましい状況です。
一方、カーストやジェンダー(社会的性別)に基づく差別が根深く
教育や保健などの基礎的社会サービスや経済面で、国内での発展度合いに
大きな格差が存在し、依然として多くの貧困人口を抱えています。
手で食べる文化
インドの食文化は常にユニークで新しく、印象的ですが、その1つは手で食べる文化です。
仏教とイスラム教の影響により、インド人は毎日手に入れる食べ物や飲み物は
全能の神から与えられたものであると信じており、敬意を持って素手で受け取らなければなりません。
同時に、風味と色彩に富んだインド料理は味覚を刺激し、五感を刺激し、手で食べるとより美味しく感じられます。
断食文化
断食はインドのヒンズー教文化の印象的な部分であり
その起源はヴェーダの儀式にあると考えられています。
インドの人々は、神を記念するさまざまな休日、曜日、または特定の日に断食を行います。
それぞれの特定の機会に応じて、断食には独自の規則や規制があります。
断食は、体の欲望を断ち切る、または以前に犯した罪を赦すために
自分自身を罰する方法であると信じられています。
おすすめスポット
①タージマハル
1983年に世界遺産に登録された、インドを象徴する白亜の霊廟タージマハル。
アグラに位置するこの壮麗な大理石の霊廟は
17世紀にムガル帝国第五皇帝シャー・ジャハーンが
愛する妻ムムターズ・マハルのために建設しました。
赤砂岩の門を潜った先には高さ42メートルの4本の尖塔と
真っ白なドームが美しいタージマハルが姿を見せます。
左右対称のデザインが特徴で、大理石には象嵌細工や繊細なレリーフが施されています。
庭園の水面に映り込む霊廟は神秘的でもあり、絶好のフォトスポットです。
②アグラ城
インド北部、ヤムナー河越しに壮麗なタージマハルを望むアグラ城は
ムガール帝国第3代皇帝アクバルによって1565年に築かれました。
高さ20メートル以上の城壁に囲まれた城内には、
アクバルが息子のために建てたと言われる赤砂岩のジャハーンギール宮殿や
タージマハルの完成後、息子に地位を追われた第5代皇帝シャー・ジャハーンが
幽閉されていた塔ムサンマン・ブルジュなど、ムガール帝国の中心であった
華やかな時代の建造物が残ります。
約300年続いたムガール帝国の歴代皇帝が暮らした
アグラ城は1983年に世界遺産に登録されました。
③ファテープルシクリ
アグラから南西に約40キロ離れた場所に
世界遺産ファテープルシクリがあります。
跡継ぎに恵まれなかった第三代皇帝アクバルが
この地に住む聖者サリーム・チシュティーに相談し
予言を授かったあと息子が誕生したことから
1571年にここに首都を移転させファテープルシクリ(勝利の都)と名付けました。
水不足のためにわずか14年で立ち去ることになりましたが
アクバル帝の理想であるイスラムとヒンドゥーの文化が融和した、
壮大な宮廷やモスクは現在も保存状態がよく
観光スポットとしても注目されています。
④アンベール城
ジャイプールから北東に約11キロの場所にあるアンベール城。
ラージプート族のマハラジャが築城した岩山にそびえる巨大な山城で
アンベール城を含む6つの城砦がラジャスタンの丘陵城塞群として
2013年に世界遺産に登録されました。
アンベール城内は堅牢な外観と比べ、豪奢で美しい装飾が施されており
赤砂岩と大理石の組み合わせが見事なディワーネ・アームや
象嵌細工と鏡細工が施された優美な宮殿など、ムガール様式とラジャスタンの
伝統様式が融合した見どころの多い建築が魅力です。
⑤ジャンタル・マンタル
ジャンタル・マンタルは、天文学者でもあったマハラジャ
ジャイ・スィン2世によって18世紀に建設されました。
中でもジャイプールにある天文台は、インドにある他の天文台
(デリー、バナーラス、ウジャイン、マトゥラー)と比べて最も大きく
約300年経った現在も観測が続けられています。
高さ27.4メートルもある巨大な日時計で、2秒単位で
正確な時刻の測定ができるサムラート・ヤントラや
12星座を向いたラーシ・ヴァラヤ・ヤントラなどの天体観測儀が残り
2010年には世界遺産に登録されました。
⑥シティーパレス
ピンクシティの名称で親しまれる
ジャイプール旧市街地の中心部に建つシティーパレス。
現在もマハラジャが暮らす、主殿の月の宮殿と呼ばれる
チャンドラ・マハルは優美で精緻な装飾が施されてされています。
宮殿の中央に位置する荘厳な建物のディワニ・カースの近くにある中庭には
豪華なクジャクの扉など4つの装飾扉が設置されています。
シティーパレスの一部は博物館として公開されており
歴代のマハラジャが着ていた衣装、絵画や写真が展示されている
アートギャラリーなどもあり見ごたえのあるスポットです。
⑦ハワマハール
シティーパレスの東側に位置し、ジャイプールのランドマークとも呼ばれるハワマハール。
かつて姿を見られることを禁じられていた宮中女性たちが顔を見せることなく町を見物できるように
当時のマハラジャ、サワーイ・プララップ・スィンによって建てられた宮殿です。
5階建ての正面部分は奥行きのない小部屋に区切られていて
どの方角からでも風が吹き抜け音を立てることから風の宮殿とも呼ばれています。
細やかな装飾が施された模様や美しいステンドグラスなど、フォトジェニックな宮殿です。
⑧レッド・フォート城
白亜の霊廟タージ・マハルを建てた皇帝シャー・ジャハーンが
アグラからの遷都により新たに建造した居城レッド・フォート城(赤い城/ラール・キラー)。
赤砂岩でできた壮大な城は、オールドデリーのシンボルとして多くの観光客が訪れます。
堅牢な城壁の中には、おとぎ話に出てくるような荘厳な宮殿や
真っ白な大理石で造られ真珠のモスクと呼ばれる礼拝堂
かつては宝石が散りばめられていた皇帝の玉座など
見惚れてしまうような建造物が多く残ります。
2007年には赤い城の建造物群として世界遺産に登録されています。
⑨フマユーン廟
デリーにあるフマユーン廟は、急逝したムガル帝国の第2代皇帝フマユーンの霊廟で
妃であるハージ・ベグムによって、1565年に建設が始まりました。
廟は赤砂岩を基調に大理石を使用し、巨大なドームと
どこから見ても左右対称となるシンメトリーのデザインが特徴です。
壮麗な廟はムガル建築の発展において重要な役割を果たし
後のタージ・マハルに影響を与えたとされています。
フマユーン廟は、その美しい建築と歴史的意義から
ムガル帝国初期のインド・イスラーム建築の重要な例として評価され
1993年には世界遺産に登録されています。
⑩クトゥブ・ミナール
デリー観光のハイライト、世界遺産のクトゥブ・ミナール。
インドで最も高い72.5メートルある5層の円筒形の尖塔です。
インドで最初のイスラーム系支配者であるクトゥブッディーン・アイバクによって
12世紀ごろに建設が始まり、その後継者のイールトゥミッシュの時代に完成しました。
本来、尖塔は礼拝の呼びかけをするものですが
戦勝記念の勢力誇示の意味もあって建造されました。
壁には聖典コーランの文字が刻まれ
タワーの各層には美しい彫刻と装飾が施されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事にまとめられなかったおすすめスポットを
次記事でもご紹介していますのでそちらもぜひご覧くださいね!