フィンランド旅行私的おすすめスポット
目次
フィンランドとは?
フィンランドはヨーロッパの北部を占める共和国です。
「フィンランド」の名称は英語名で,自称名はスオミSuomi。
国土の面積は日本より少し小さく、その約3分の1は北極圏にあり(最北端は北緯70°05′30″)
アイスランドに次いで世界で最も北に位置する国です。
南北の長さ最大1160km、東西の最大幅540km。
国境は西のスウェーデン側586km、北のノルウェー側716km、東の旧ソ連側1269kmです。
フィンランドの平均気温は同緯度に位置している他の国よりも温和ですが
国土が北に偏し緯度が高いため、夏と冬の日照時間の差が著しいです。
南フィンランドでは真夏の日照時間がわずか1日19時間。
すなわち日没から日の出までわずか5時間しかありません。
北フィンランドの北緯70°地点では夏に太陽の沈まない日が73日間あり
逆にクリスマスの頃には果てしない夜が51日間も続く過酷な気候です。
また、平均気温が10℃を超える夏は南部で110~122日間、北部で50~85日間を数え
南部では1年のうち約5ヵ月、ラップランドでは7ヵ月もの間雪に覆われます。
このためラップランドは夜のない5月にスキーを楽しむことができます!
サウナ文化
日本では温泉が有名ですがフィンランドではサウナが有名です。
フィンランドの人口約550万人に対してその約半分の
200~300万のサウナがあると言われています。
またヘルシンキ国会議事堂の中にもサウナがあり
日本と同じで裸の付き合いがある国のようです。
フィンランドの習慣としてサウナには家族と一緒に入ったり
友達やお客様を招いてはいることなども多いようです。
フィンランドのアパートの部屋には各部屋に1つずつ
サウナがあるとのことでサウナ大国でもあります。
おすすめスポット
①ヘルシンキ大聖堂
高台から見下ろすように街の中央に堂々と佇むヘルシンキのランドマーク的白亜の大聖堂。
真っ白な外観と緑のドームのコントラストが美しい教会です。
目の前にはフィンランド最大の市民広場の元老院広場が広がり、夏は野外ライブやコンサート
冬にはクリスマスマーケットが開催されるなど、地元の人々にとっても大変親しみ深い場所となっています。
②シベリウス公園
フィンランドを代表する大作曲家ジャン・シベリウスの業績を記念して
海を見下ろす小高い丘の上に作られた公園。
1967年に女流彫刻家エイラ・ヒルトゥネンの手によって制作された
2つの大きな金属製モニュメントが印象的です。
公園とはいっても抽象的な彫刻と木々のほかには特に何もない不思議な空間ですが
観光客以外にも地元の人が散歩などで多く訪れる人気のスポットです。
③カンピ礼拝堂
カンピ礼拝堂は大型ショッピングセンターやホテルなどが建ち並ぶ
賑やかなカンピ地区に佇む丸い箱舟のような大きなモニュメントです。
別名「静寂の教会」と呼ばれるカンピ礼拝堂は、誰もが心を安らかにできる場所として
2012年のワールド・デザイン・キャピタルを記念し造られました。
この礼拝堂ではミサや結婚式などは行われず
人々が静寂に包まれながら祈りを捧げるためだけに開放されています。
誰でも入ることができるので、ショッピングの途中に立ち寄ることも可能。
北欧デザインに興味のある人や心の安らぎを求めている人には特におすすめのスポットと言えます。
④エスプラナーディ通り
エスプラナーディ通りは老舗デパートのストックマンからマーケット広場までをつなぐ道。
北エスプラナーディ通りと南エスプラナーディ通りとの両サイドで名前が異なり
2つの通りの間には花と緑が美しい市民の憩いの場エスプラナーディ公園が広がっています。
通りはイッタラやマリメッコ、アーリッカ、アルテックなどフィンランドを代表する
デザインショップなどが連なる一大ショッピングスポットで、地元の人々や観光客で常に賑わっています。
通りの間の公園では夏はバンド演奏やメリメッコのファッションショーや
クリスマスにはマーケットが開催されるなど、1年を通して楽しめます。
また、イッタラ、マリメッコなど日本にもショップのあるブランドは
現地の方が安く商品を購入できるので、お好きな方はぜひ立ち寄ってみてくださいね!
⑤マーケット広場
500年近い歴史を誇るヘルシンキで行われているマーケット。
生鮮食品のほか、お土産を扱う店も多いので、地元の人々と観光客で1年中賑わっています。
春はアスパラガス、夏はいちごやエンドウマメ、秋はバルト海名物のニシンやきのこなど
季節ごとに旬の食材が並び、眺めるだけでもワクワクします。
ヘルシンキの中心にありながら港に隣接していて
首都とは思えないほどゆっくりとした時間が流れる雰囲気も魅力の1つ。
近くのカフェやレストランでフィンランド料理をつまむのも楽しく
ヘルシンキへ行ったら必ず訪れたい場所です。
⑥サンタクロース村
フィンランドの最北端、ラップランドのロバニエミにあるテーマパーク。
サンタクロース村では12月24日・25日ではなく毎日がクリスマス。
白夜の真夏でもサンタクロースが暖かく迎え入れてくれます。
ここではサンタクロースが世界中の子供たちから届いた手紙に返事を書いたり
プレゼントの用意をしています。
有料にはなりますが、パスポートにサンタクロース村を訪れた
証明スタンプを押してくれるので、良い記念になるでしょう。
本物のサンタクロースとお話したり、一緒に写真を撮ったり、、、
子供の頃からの夢が叶うとっておきの場所です。
⑦ウスペンスキー寺院
マーケット広場から歩いてすぐのところにある、北欧最大のロシア正教の教会がウスペンスキー寺院です。
ロシア帝国の建築家アレクセイ・ゴルノスターエフの設計により1862年から1868年にかけて
ヘルシンキ市街を一望できる小高い丘に建てられました。
夜にはライトアップされ、昼間とは違った重厚感のある雰囲気を楽しむことができます。
大聖堂の周りは24時間出入り自由で、港を見下ろす眺望ポイントや
ヘルシンキ中心部の夜景が望める場所もあります。
入館に関しては誰でも入ることができますが、規律の厳しいロシア正教の伝統を重んじて
肌の露出を避け、内部では帽子を取るなどマナーには気をつけましょう。
儀式の時間などと被らなければ、写真撮影も可能です。
⑧ロウリュ
2016年5月にできた公共サウナのロウリュ。
現代アートのような外観が印象的な建物は北欧ならではのスタイリッシュなデザインのサウナ施設と
海岸に面したレストランのウッドテラスとに分かれています。
フィンランドの伝統的なサウナをモダンな空間で楽しめるのはここだけ!
と現地でも注目のスポットとなっています。
また、テラスは遊歩道に繋がっているのでそのまま海岸沿いの散歩を楽しめるもの秀逸です。
ここは通常のウッドサウナに加え、伝統的なスモークサウナが設けられているのが魅力。
スモークサウナは都市部ではほとんど姿を消してしまいましたが、
ロウリュでは昔ながらのスモークサウナを観光客でも気軽に楽しむことができます。
⑨テンペリアウキオ教会
テンペリアウキオ教会は天然の岩をくり抜いて造られた、別名「岩の教会」。
掘られた岩のなかに教会の施設が埋め込まれているという特殊な構造の教会です。
中は意外と広く開放感があり、180枚のガラスがはめ込まれた天窓からは
柔らかい自然の光が教会内部を照らします。
また、くり抜かれた岩盤は音響効果にも優れていて
コンサートホールとしても利用されています。
建築に興味のある方はもちろん、どんな方でも楽しめるスポットです。
⑩スオメンリンナ
ヘルシンキ市内の6つの島の上に建造された海防要塞群であるスオメンリンナ。
フィンランドがスウェーデン王国の一部だった18世紀半ばに
当時勢力を拡大していたロシアの侵攻を防ぐために造られました。
当初の名前はスヴェアボリ(スウェーデンの要塞)でしたが、1918年に愛国主義的な理由から
フィンランドの城を意味するスオメンリンナに改称されました。
観光客はもちろん、地元の人々にも大変人気の場所で、1991年には世界遺産に登録されました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アイキャッチ画像や記事の最初にも登場した
オーロラで有名なフィンランドですが、魅力はそれだけではありません。
美しき北欧の国が培ってきた歴史や文化をぜひご堪能ください。
場所はヨーロッパと遠いですが、東京からも直行便が出ており
トランジット無しで行くことができるので旅行先の候補に入れてみては?