おすすめスポット ~チェコ編~ - 死ぬまでに行きたい!世界旅行カタログ

チェコ旅行私的おすすめスポット

 

チェコとは?

東ヨーロッパ中央部に位置し、隣接する国々とは山脈を国境にする内陸国です。

東隣にはかつて同じ国を構成したスロバキアがあり
丘陵の多い東部のモラヴァ地方と西部のボヘミア地方からなります。

首都プラハのあるボヘミア地方は盆地状の地形で
エルベ川上流のヴルタヴァ川(ドイツ語でモルダウ川)が流れています。

ナチスドイツの占領下にあった第二次世界大戦が終結した後
ソ連の影響の下で社会主義体制の国となりました。

1968年にプラハの春と呼ばれる自由化運動が進められましたが
ワルシャワ条約機構軍に鎮圧されました。

翌年、新たにチェコとスロバキアの連邦制による国になりました。

 

スロバキアからの分離

1989年に反共産主義運動が進み社会主義体制は崩壊します(ビロード革命)。
1993年にはスロバキアと分離して新しい国となり、その後、NATOとEUに加盟しました。

石炭などの鉱物資源に恵まれ、従来から重化学工業が発達し
1995年には東ヨーロッパで初めてOECD(経済協力開発機構)に加盟しました。

とりわけ機械、自動車関連の工業が盛んで、新体制以降、外国企業の進出が活発になりました。
一方、ピルスナービールやボヘミアガラスで知られるように醸造やガラス加工などの伝統工業も盛んです。

温泉地や歴史的建築物を残す都市が点在し
特にプラハ歴史地区は世界遺産に登録され、観光も大きな産業になっています。

 

おすすめスポット

①プラハ歴史地区

今もなお中世が息づくといわれる街プラハ。
ロマネスク様式の建物、ゴシック様式の塔、ルネサンス様式の豪邸など
各時代の建築物や街並みが広がり、黄金の街や世界で最も美しい街の1つとも言われています。

フラチャニの丘の上に建つ、城壁で囲まれたチェコ最大の壮麗な城のプラハ城や
16連のアーチから構成され、欄干には計30体の聖人像が立ち並ぶ
プラハ最古の石橋のカレル橋は、この街のシンボルです。

ブルタヴァ川に架かる全長520mの橋を、両側に広がる美しい街並みを眺めながら
ゆっくりと渡れば、中世の面影を間近に感じられるでしょう。
見どころが集まっているので、徒歩でのんびりと観光できるのも嬉しいポイントです。

・アクセス
旧市街広場周辺

・営業時間
24時間

・休業日
なし

・定休日
なし

・所要時間目安
2時間以上

・入場料
無料(施設により異なる)

 

②チェスキー・クルムロフ

チェスキー・クルムロフはオーストリアとの国境近くにある
チェコの南ボヘミア州に位置する小さな都市です。

チェスキー・クルムロフは14世紀の中世の町並みを残した
美しい風景と歴史的な建造物が魅力的で、世界で最も美しい町の一つと言われています。
1992年には世界遺産に登録されています。

この美しい町にはクルムロフ城があります。
城内にはバロック様式の劇場があり、世界ででも数少ないバロック式の劇場の1つです。

さらに、クルムロフ城のバロック劇場はさまざまな仕掛けが動きます。
チェスキー・クルムロフの石畳の路地を歩き回るとオレンジ色の屋根と白い壁の町並みが続き
木製のかわいらしいおもちゃ屋さんや素敵なカフェがあります。

・アクセス
スヴォルノスティ広場から徒歩8分。

・営業時間
城(ガイドツアー)
ルート1:9~16時(6~8月は~17時) ルート2:9~17時(9月は~16時)
博物館・塔
9~16時(11~3月は~15時、6~8月は~17時)

・定休日
城(ガイドツアー)
ルート1:月曜、11~3月 ルート2:月曜、10~5月
博物館・塔
月曜、12月22日~1月2日(4~10月は無休)

・所要時間目安
2時間程度

・入場料
有料 大人:240〜320コルナ(ガイドツアー料金)、 子供:170〜220コルナ(ガイドツアー料金)

 

③プラハ城

美しいプラハの街並みを一望できるプラハ城は
その壮麗な建築と歴史的な雰囲気で訪れる人々を魅了します。

歴史は9世紀にまで遡り、世界で最も大きな古城の1つです。
城内には多くの見どころがあり、その1つ、聖ヴィート大聖堂はゴシック建築の傑作で
大聖堂内部のステンドグラスや豪華な内装は必見です。

その他、チェコの歴代王たちの居城として使われていた旧王宮や
中世の雰囲気を残す色とりどりの小さな家々が並ぶかわいらしい通りの黄金の小路
ルネッサンス様式のロジュンベルク宮殿などがあります。

現在はチェコ共和国の大統領府が置かれるプラハ城。
訪れることでチェコの歴史と文化に触れ、過去と現在が交錯する貴重な体験ができます。

・アクセス
地下鉄(A線) マロストランスカー(MALOSTRANSKA)駅から徒歩7分、トラム22・23番Prazky Hradから徒歩3分、マラー・ストラナ広場から徒歩10分。

・営業時間
6~22時(11~3月は9~16時、4~10月は9~17時)

・休業日
12/24

・所要時間目安
2時間以上

・入場料
有料(大人:250コルナ、 子供:125コルナ)

 

④聖ヴィート大聖堂

神聖ローマ皇帝カレル4世が1344年に設立し、1929年に完成したゴシック様式の大聖堂です。
歴代チェコ王の陵墓で、2つの塔からは市街が一望できます。
ムーハ(ミュシャ)作のステンドグラスの美しさは息を飲むほどです。

もともとは簡素な教会でしたが、14世紀にカレル4世がゴシック様式の建物に再建し
その後も改築を繰り返し、約500年という長い時を経てようやく完成しました。

その荘厳な佇まいにはただただ圧倒されるばかりです。
教会内部にある美しいステンドグラス必見です。

・アクセス
地下鉄(A線) マロストランスカー(MALOSTRANSKA)駅から750m、徒歩 12分。

・営業時間
9~17時(11~3月は~16時、日曜は12時~)

・休業日
12/24

・定休日
なし

・所要時間目安
1時間程度

・入場料
有料(大人:250コルナ、 子供:125コルナ)

 

⑤カレル橋

カレル橋はチェコ共和国のプラハを流れる雄大なヴルタヴァ川に架かるプラハの中で最も古い石橋です。
全長は約520m、幅は約10mの橋で、世界遺産に登録されています。

橋の欄干にはザビエルをはじめとした30体の聖人像が並んでいます。
橋の上では露店やギャラリーが開かれています。

カレル橋の両端には橋塔があり、1つは旧市街側の橋塔と言い、14世紀に建設されました。
ヨーロッパにおいてゴシック建築の最高傑作とされています。
中段と上段にはチェコを代表する守護聖人の像が立っており、カレル橋の全景とプラハ城を眺められます。

もう1つはマラーストラナ側の橋塔と言い、1464年に建設され、旧市街側の橋塔を模して造られました。
展望台から眺めるプラハの美しさは格別です。

・アクセス
地下鉄(A線)Staromestska駅から徒歩5分。旧市街広場から徒歩8分。マラー・ストラナ広場から徒歩5分。

・営業時間
24時間

・休業日
なし

・定休日
なし

・所要時間目安
30分未満

・入場料
無料

 

⑥ブルノ

ブルノはチェコ第2の都市であり、多くの歴史的建造物や文化施設が点在する観光名所です。
街の中心には13世紀に建てられたシュピルベルク城があり
中世の要塞としての壮大な姿が今も残っています。

また、かつて刑務所であったこの城には牢獄や拷問具が保存されており
歴史愛好家の興味を引く場所となっています。

ステンドグラスや彫刻が見事なゴシック様式の聖ペテロ聖パウロ大聖堂、
ユネスコの世界遺産にも登録されているモダニズム建築の傑作トゥーゲントハット邸も見どころです。

モラヴィア博物館やブルノ技術博物館など、地域の歴史や科学技術に触れられる施設も充実しており
ブルノ国際エンジニアリングフェアや様々な文化イベントも年間を通じて開催されています。

 

⑦レドニツェ城

レドニツェ城はその美しさと歴史的価値から多くの観光客に愛されている壮麗なゴシック様式の城です。
レドニツェ・ヴァルチツェ文化的景観の一部としてユネスコの世界遺産にも登録されています。

16世紀に建てられたこの城は当初ルネサンス様式でしたが、19世紀にネオゴシック様式へと改築されました。
内部には豪華な家具や装飾が施され、とくに木彫りの階段や大広間の天井画が見事です。

また、イギリス式庭園とフランス式庭園が融合した城の広大な庭園は、池や温室、
ミナレットと呼ばれる塔が点在し、自然美と人工美が調和する空間を創り出しています。

特に19世紀に建設された温室では、熱帯植物や蘭など
さまざまな珍しい植物が育てられていて見応えがあります。

・アクセス
ブルノから南へ60km、車で約1時間

・営業時間
施設・季節により異なる。基本はレドニツェ城は10〜16時前後、ヴァルチツェ城は9〜17時前後

・休業日
なし

・定休日
1月

・所要時間目安
1時間程度

・入場料
有料(大人:施設・ツアーの内容によって異なる。一般的なものは150コルナ程度)

 

⑧テルチ

テルチは1992年にユネスコの世界遺産に登録されたルネサンス様式とバロック様式の家が立ち並ぶ町です。
モラヴィアの真珠と称されるほど美しいこの町の中心には聖母マリアの柱像が立つ広場があり
その周囲にはカラフルで豪華なファサードが特徴の家々が並んでいます。

16世紀に建てられた家々を眺めていると、まるでメルヘンの世界に入り込んだよう。
また、16世紀にルネサンス様式に改築されたテルチ城は
木彫りの装飾が見事な格子状の天井がある黄金の間が有名です。

かつて競技場だった城の庭園もまた見どころで、整然とした花壇から
いにしえの騎士たちに思いを馳せる人々も多くいます。
旧市街の周囲には、自然豊かな風景が広がっているので、散策やリラックスにも最適です。

・アクセス
鉄道テルチ駅から800m、徒歩10分

・営業時間
24時間

・休業日
なし

・定休日
なし

・所要時間目安
2時間程度

・入場料
無料(施設により異なる)

 

⑨ホラショヴィツェ

1998年にユネスコの世界遺産に登録されたホラショヴィツェはバロック様式の農村建築群が美しい村です。
南ボヘミア地方でしか見られない18世紀から19世紀にかけての建築物が残っており
その景色はまるでメルヘン世界の中のような可愛らしさです。

村の広場を中心に立ち並ぶ農家の家屋に施された色鮮やかなファサードや
装飾的な彫刻を通して、バロック建築の美しさに改めて魅了されます。
地域の歴史と宗教的な背景を感じ取れる村の教会も見逃せません。

また、村の周囲には豊かな自然が広がり、穏やかな田園風景も美しい散策スポットとして観光客に人気です。
農業用建物や農場の配置など、当時の生活を今に伝えるホラショヴィツェは、歴史と自然が融合した魅力的な観光地です。

・アクセス
チェスケブジェヨビツェから西へ15km、バスで40分

・営業時間
24時間

・休業日
なし

・定休日
なし

・所要時間目安
1時間程度

・入場料
無料(施設により異なる)

 

⑩クレメンティヌム

クレメンティヌムはプラハの歴史と文化を象徴するヨーロッパ最大規模の複合建築物です。
施設内には、礼拝堂、教会、天文台、図書館などがあります。

特に世界で最も美しい図書館の1つと称される図書館はフレスコ画や大きな地球儀、
バロック時代の木製本棚など、訪れる人々を異世界へと誘い魅了します。

また、礼拝堂「鏡の間」にあるフレスコ画の天井、大理石と金の漆喰化粧などの豪華な装飾、
天文台塔から見渡すプラハ旧市街の景色なども息を呑むほどの美しさで見逃せない観光スポットとなっています。

クレメンティヌムは、チェコの歴史的な建築と豊かな世界遺産プラハを間近に体感できる贅沢な施設です。

・アクセス
メトロA線 スタロミニェスカ Staromestska駅から徒歩約5分

・営業時間
4~10月10:00~19:00
11~3月10:00~18:00

・休業日
なし

・定休日
なし

・所要時間目安
1 時間~2時間

・入場料
大人220コルナ、子供学生140コルナ

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

チェコは街全体が世界遺産の名所や穴場スポットなど、見どころがたくさんあります。

 

旅行のベストシーズンは春(4月〜5月頃)と秋(9月〜10月頃)です。

春の時期は天気が良いため、快適に過ごせるでしょう。

また、花が咲き始めるので観光中にきれいな花々を楽しめますよ!

 

ぜひ今回ご紹介したおすすめ観光スポットをを参考にして

チェコ旅行のスケジュールを立ててみてくださいね!