ココだけは絶対に行って欲しい!ノルウェー旅行私的おすすめスポット - 死ぬまでに行きたい!世界旅行カタログ

ノルウェー旅行私的おすすめスポット

 

ノルウェーとは?

ノルウェーはヨーロッパ大陸の最北端を目指し辿り着く国です。

国名であるノルウェーは「北への道」を意味します。

 

遥か北に位置するものの大西洋を流れるメキシコ湾流により緯度のわりに気候は温和です。

人口約540万人が日本とほぼ同じ面積の国土に住み、その大半が首都オスロとその近郊に集中しています。

市街地が国土に占める割合はわずか1.7%、農地は2%です。

 

ノルウェーの人たちの生活や余暇の中心には自然とアウトドアがあります。

海に面した雪を頂いた山々、沿岸に広がる都会の風景など、

街や村は森林や農場、海に囲まれ、住まいや職場と隣接しています。

 

夏の白夜や冬の壮大なオーロラは北国ならではのアトラクションです。

ナショナルデーと呼ばれる5月17日は1814年に憲法が制定されたことを記念し

子どもたちのパレードを中心に盛大に祝います。

 

漁業大国のノルウェー

古くから世界有数の漁業国でしたが、乱獲による水産資源の枯渇で

漁獲量は1970年代をピークに減少しました。

 

そのため漁獲量や漁獲サイズに制限を設け

高値で売れるものだけを水揚げすることで資源の回復と収益性向上を実現しました。

 

日本の対ノルウェー貿易は輸入品の28.6%が鮭と鱒、12.0%が鰊です。

フィヨルドは養殖に向いた地形なので、1990年代から鮭と鱒の養殖にも力を入れています。

 

電力のほぼすべてを水力発電でまかなっており

電力多消費のアルミ精錬やシリコン化学肥料などの工業が発達しています。

 

1970年代からは北海油田の開発が始まり、石油輸出国となりました。

石油事業の収入は政府が所有する世界最大級のファンドのノルウェー政府年金基金で運用され

将来予想される公的年金コスト増加への蓄えとなっています。

 

2008年、ノルウェー本土と北極点の中間にあるスバールバル諸島に

食用植物の種子を半永久的に保管するスバールバル世界種子貯蔵庫が開設されました。

 

ここでは、気候変動や戦争に備えて

世界中から集めた約4000種93万品種の種子が冷凍保存されています。

 

おすすめスポット

①ゲイランゲルフィヨルド

ゲイランゲルフィヨルドはストランダ市にあるヘレシルト島と

ゲイランゲル島の間に広がるノルウェー屈指のフィヨルドです。

 

全長約15km、深さ260mを誇り、西ノルウェーフィヨルド郡の中でも特に美しく

その並外れた自然景観から2005年にユネスコ世界遺産に登録されました。

 

山が雪で覆われた荘厳な景観や雪解けと共に現れる豊かな緑地など

1年を通して表情が変わる大自然を堪能できます。

 

フィヨルドから流れる7本の滝であるセブンシスターズと対岸にある滝の求婚者は必見。

雪解けが多く見られる5月〜7月が見どころです。

 

2016年にオープンした展望台のゲイランゲルスカイウォークからは

フィヨルドを囲う山々と同じ目線で大自然が体感できます。

 

②トロムソ

トロムソは美しいフィヨルドで有名な街です。

夏の白夜や冬のオーロラなど、北極圏ならではの自然現象を体験できる場所として知られています。

 

トロムソは北のパリとも呼ばれ、北欧らしいカラフルな建物が並ぶ街並みが楽しめます。

特に有名なのは1965年に建てられた北極教会で、その独特な三角形のデザインが印象的です。

 

また、トロムソはノルウェーで最古の映画館があり

国際映画祭や音楽祭が開催される文化の中心地でもあります。

 

さらに北極圏博物館ではアザラシ猟や北極探検の歴史を学ぶことができ

文化的・歴史的な面からも楽しめるでしょう。

 

トロムソは自然と文化が融合した魅力的な観光地で

ノルウェーに来のであれば一度は訪れてみたい場所です。

 

③リーセフィヨルド

全長約42km、断崖絶壁や渓谷が続くリーセフィヨルド。

港町・スタヴァンゲルにある目玉観光地でノルウェーを代表するフィヨルドの1つです。

 

初級・中級・上級など、レベルごとのハイキングツアーを開催しており、初心者でも参加可能。

切り立つ岩、穏やかな海面など、圧倒されるほどの自然を眺めながらハイキングが楽しめます。

 

見どころが多くありますが、特に天然の展望テラスとも呼ばれるプレーケストーレンが有名です。

海面からせり出すように立つ約604mある巨大な一枚岩で、上まで登れば壮大なフィヨルドが一望できます。

 

迫力ある山々、穏やかに流れる海、澄んだ空など

大パノラマの自然が眺められることから多くの観光客が訪れます。

 

④オスロ大聖堂

1697年に完成したこの大聖堂は華麗な天井画やステンドグラス、6,000本のパイプを持つパイプオルガン

ノルウェーの歴史や信仰を描いた壁画などがあり、その美しく豪華な内装で訪れる者を魅了します。

 

大聖堂の中には英語、ドイツ語、フランス語のガイドブックが用意されているので鑑賞の際に利用できます。

特に注目すべきはヒューゴ・モールによる天井画です。

 

4部屋にある全ての天井画を合わせると、キリスト教誕生の場面が描かれています。

また、オスロ大聖堂はノルウェー王室の結婚式や戴冠式が行われる場所としても有名です。

 

年間を通じて、宗教的な礼拝やコンサートやセミナー

講演会、ツアーなどのイベントが開催されています。

 

⑤フロイエン山

ノルウェーでも人気の観光スポットであるフロイエン山。

標高は320mと小高い山でベルゲン市内にあるケーブルカーで約6〜8分程度で頂上まで行くことができます。

 

頂上に設置されている展望エリアのフロイ・トラッペンではガラス張りの施設から景色を存分に楽しめ

頂上からはベルゲンの市内が一望できフィヨルド湾や港を含む風景は絶景の一言。

ポストカードにもなるほどのまさに絵になる風景を堪能できます。

 

夜のなると街の灯りが街を包み美しい夜景が出現し、

恋人たちのデートの定番としても人気のスポットです。

 

⑥ロフォーテン諸島

美しい山々や海、入江など、手つかずのフィヨルド地形が広がるロフォーテン諸島。

世界で最も美しい場所の1つとも言われており、ノルウェーの人々にとっても憧れの旅行地です。

世界最大の深海サンゴ礁がある海域があり、切り立った山々が並ぶなどは大自然そのもの。

 

多くの海鳥が生息しており、ダイビングやシュノーケル、クジラやオットセイなどにも

遭遇できるネイチャーサファリ、絶壁に囲まれたフィヨルドのクルーズ、

ハイキングなど、自然を活かしたアクティビティが豊富です。

 

ノルウェーで最も美しいと称される村や、1,000年以上の歴史がある

漁村などもあり、新鮮な魚介類がとれることでも有名。

自然に囲まれた中に建てられた木造の小屋、夕焼けなど、様々な絶景に出会えます。

 

⑦トロルの舌

5大フィヨルドの1つでハダンゲルフィヨルド地帯にある絶景ポイントのトロルの舌。

断崖絶壁にあり、舌のように飛び出している珍しい岩盤です。

ノルウェーに伝わる長い舌をもつ妖怪・トロルが名称の由来だとされています。

 

標高約1,100mの位置にあり、自然環境の中につくられた登山道も圧巻。

フィヨルドや豊かな自然が眺められ澄んだ小川が流れるなど、美しい道のりが続きます。

 

トロルの舌からの景観はまさに断崖絶壁そのもの。

柵や壁などは設けられていないため視界を遮るものはなく、自然そのままの姿が見渡せます。

 

崖の下には青い湖が広がっており、スリル満点の絶景スポットとして

世界中から多くの観光客が訪れます。

 

⑧ウルネスの木造教会

約120mの丘の上にある豪華な装飾がほどこされたウルネスの木造教会。

フィヨルドが広がる山間の草原の中に佇んでいる歴史ある教会です。

 

ヴァイキング時代の建築技術を使って建てられており

ノルウェー国内に28棟あるスターヴ教会の1つです。

 

1130年頃に建築されノルウェーに現存する中世の木造教会の中でも最も古く、

最高傑作とされることからスターヴ教会の女王とも呼ばれます。

 

高く伸びた三角屋根や模様や飾りが彫られた壁

釘を使わずに木で組み込まれた温かみのある内装など、いずれも個性的。

 

美しい景観に溶け込んだ外観、建築技術や装飾などが高く評価されており

歴史的な価値が高いことから世界遺産に認定されています。

 

⑨フログネル公園

年間100万人以上が訪れるとされるフログネル公園。

もともとは貴族の別荘地でしたが、市が所有することになり公園として整備された場所です。

 

オスロ市内最大の公園でドッグランやテニスコート、

ヴィーゲラン彫刻公園、バラ園、博物館などが併設されている大きな公園。

 

パークライムやポイントメープルなどの様々な木々が植えられており

バラ園では約14,000本ものバラが鑑賞できます。

 

フランス式庭園・ヴィーゲラン彫刻公園では200点以上もの個性的な彫刻を展示。

ノルウェーの有名な彫刻家・グスタフ・ヴィーゲランの作品だけを展示しており

公園のシンボルとなっている121人が重なり合ったモニュメントは見どころの1つです。

 

⑩ムンク美術館

1963年に世界的な絵画の叫びで有名なエドヴァルド・ムンクの

生誕100周年を記念してオープンした世界最多のムンク作品所蔵を誇る美術館です。

絵画やスケッチはもちろんのこと、手紙やメモ、写真といった膨大な資料も保管しています。

 

2021年にリニューアルオープンし、美術館としては珍しい13階の高いビルで

上階に行くほど傾いているという特徴的なデザインの美術館として生まれ変わりました。

 

1階にはミュージアムショップ、12階にはレストランなどがあり

3つの叫びを展示する常設展や企画展示などの他にもショッピングや飲食を楽しむことが出来ます。

 

⑪ノルウェー王宮

1824年に建築を開始し1848年に完成した現国王の居城でもあるノルウェー王宮。

現在でも謁見会や晩餐会が開かれ各国首脳が滞在するなど、歴史や伝統がある宮殿です。

 

小高い丘の上にありヨーロッパの庭園技術で造られ

芝生・樹々・花々などで彩られた美しい庭に囲まれています。

 

王宮は三階建てで、漆喰レンガで造られたシンプルで上品な様相。

建設時はスウェーデン領であったことから、宮殿の正面には当時のスウェーデン王の像が立っています。

 

王宮内は夏の間だけツアーでの一般公開を行っており、豪華な内装や

彫刻が施されたホールや食堂、最高級ゲストルームなどが見学できます。

 

⑫ニーダロス大聖堂

1070年に建築を開始し200年以上もの時をかけて完成したニーダロス大聖堂。

 

ロマネスク様式とゴシック様式で建てられており、ノルウェー国内で

最大の大きさをもつ重厚な石造りの協会で、国の象徴として扱われています。

 

キリスト教を広めたオーラヴ王の墓の上に建てられており

北ヨーロッパにおける中世時代の重要な巡礼地にもなっています。

現在でも観光客のみならず多くの巡礼者が集います。

 

教会の正面には像が埋め込まれるように施されており

その様相は圧巻。彫刻や飾りなど、細部にまでこだわった壮麗な外観や内部は息を飲むほど。

 

大聖堂内の高い天井、鮮やかなステンドグラス

差し込む太陽の光なども合わさり、神聖な空気が漂う美しい教会です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

壮大な大自然や断崖絶壁の絶景など

大自然の美しい絶景には言葉も出なくなるほど。

 

今回紹介したスポットは比較的南部に集中しているため

観光メインであれば首都オスロに行くのがおすすめです!