エストニア旅行私的おすすめスポット
目次
エストニアとは?
エストニアはヨーロッパ北東部に位置するバルト海に面した国でバルト三国の中で最も北にあります。
東はロシアに接し、南はラトビアに接しています。
国土の大半は湖沼や湿地の多い平野で比較的おだやかな気候です。
農業では小麦やジャガイモの栽培が盛んです。
経済自由度が高く金融・保険分野では外国資本が市場の大半を占有するなど、外国企業に依存する経済体質です。
輸出品は機械類などが多く、オイルシェールを産出し主に発電に利用されていることもあり
火力発電の割合が71.0%(2019年)と高い国です。
ウォッカが大好きな飲酒大国
エストニアはEUで二番目にアルコール摂取量が多くお酒も安く売られています。
ビールは500ml缶で1.5EUR(200円弱)程度です。
夏になると毎週末、もしくは毎日でも外でBBQやパーティを行い
そのたび度に皆でお酒を飲んで楽しみます。
シャイで無口なエストニア人男性もアルコールのおかげでうちとけて仲良く話ができるようになります。
しかし、やはりアルコール依存症になる人も多く問題になっています…
ロシアでも飲まれているウォッカはエストニアでもよく飲まれていて、
いろいろな種類があるので日本酒の様に飲み比べるのも面白いかもしれませんね!
おすすめスポット
①タリン旧市街
タリンの中心部にある旧市街はタリン歴史地区と呼ばれています。
街の歴史は古くデンマークをはじめ、さまざまな国によって統治されてきましたが
13世紀にハンザ同盟に加わり交易拠点として発展しました。
その頃に作られた建物や街並みは現在に至るまで美しく保存されており
1997年にタリン旧市街全体が世界文化遺産に登録されました。
中世の街並みがそのまま残された旧市街は石畳の細い路地に赤い屋根の塔や建物が立ち並び
まるで絵本の中に紛れ込んだような気分が味わえます。
旧市街を取り囲むように造られた城壁も多くの部分が当時のまま残されています。
城壁の上に上れる場所もあり、タリンの美しい街並みを間近に眺められます。
②アレクサンドル・ネフスキー大聖堂
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂は1900年、当時エストニアを支配していた
帝政ロシアの皇帝アレクサンドル3世によって建てられたロシア正教会です。
19世紀はロシア化政策が積極的に行われロシアの支配と権力を示すため
この教会はトームペア城の目の前に建てられました。
エストニアが独立した際には取り壊されそうになりましたが実現せず
現在は観光名所の一つになっています。
玉ねぎのような形をした丸い屋根のドームなど、ロシア建築の要素を取り入れた
重厚な外観が特徴で、教会内は美しいモザイクやイコンなどで装飾されています。
教会の塔には11の鐘が設置されており、礼拝の前にはカリヨンの音色が響き渡ります。
③ラヘマー国立公園
エストニア最古であり、最大の面積を誇るラヘマー国立公園。
自然や景観、文化遺産などを守ることを目的として1971年に設立された自然豊かな国立公園です。
1万年以上昔の氷河期からの自然が残っているとされる地域で
地質学的にも重要視されている場所でもあります。
面積は約7万4,784haあり、美しい湿原や湖、豊かな森
石や砂の海岸、石灰石の崖などが広がる自然の宝庫。
希少種も生息しており散策したりハイキングしたりと、
あらゆる自然が満喫できる場所です。
また、園内には16世紀に建てられたとされる貴族の館があります。
宿泊が可能でスパやサウナもあることから観光客に人気のスポット。
ビジターセンターには様々な展示品があり、優れた景観美を楽しみながら歴史文化も学べます。
④パルヌ
パルヌは美しいビーチや自然が楽しめる風光明媚なリゾート地です。
ドイツ騎士団が拠点を築いたことから始まり、中世はハンザ同盟の都市として繁栄しました。
バルト海に面しており、夏季には多くの観光客が訪れる人気のスポットでもあります。
パルヌのビーチは遠浅で、家族連れでも安心して海水浴を楽しめるのが特徴。
また歴史的な建造物も多く歴史あるエリザベート教会や威風堂々とした
タリン門などは観光客に人気のスポットとなっています。
さらにパルヌ博物館ではエストニアの歴史を学ぶことができ、歴史好きも満足できるでしょう。
パルヌは自然と歴史が融合した魅力的な観光地で、一度は訪れてみたい場所です。
⑤トームペア城
トームペア城はエストニアの首都タリンに位置し、現在はエストニアの国会議事堂として使用されています。
石灰岩層からなるトームペアの丘の上に建てられ、港の先まで見渡せます。
その起源は13世紀に遡りデンマークの王がこの地を占領した際に建設されました。
以後、リヴォニア騎士団やスウェーデン、ロシア帝国など、さまざまな支配者によって
増築や改修が行われ、時代ごとの影響を受けたさまざまな建築スタイルが融合しています。
18世紀には、城の外観が宮殿のような見た目に変わりました。
トームペア城で特に印象的なのはのっぽのヘルマンと呼ばれる
高さ45メートルの塔でエストニアの独立を象徴する国旗が掲げられています。
⑥ヴィル門
14世紀、旧市街を取り囲む城壁の入口の一つとしてつくられたヴィル門は
多くの店やレストランでにぎわうヴィル通りにあります。
建設された当時は街を敵の攻撃から防御する役割を果たしていましたが
現在は多くの観光客を迎え入れる旧市街の玄関口となり、街のシンボルともなっています。
新市街から歩いてくると真っ先に目に入るヴィル門はツタの葉が絡まる
円柱型の2本の塔に赤い屋根がのっているのが特徴です。
門の間に市庁舎や教会の塔が見える場所は絶好の撮影スポットになっています。
門の周辺にはフラワーマーケットや、オープンテラスのカフェなどがあり
クリスマスシーズンには美しくライトアップされることでも有名です。
⑦聖オレフ教会
ノルウェーの王オーラヴ2世ハラルドソンにちなんで名付けられた
聖オレフ教会は旧市街で最も高い建物です。
この教会は13世紀に建てられ、15世紀に改修された時には
世界で一番高い建造物だったと言われていました。
その後、何度も落雷の被害を受け火災により建物が焼け落ちたこともありましたが
1840年に大規模な改修が行われておおよそ現在の姿になりました。
尖塔の高さは約124mで中には階段が設置されており、冬場以外は展望台まで上ることができます。
この展望台から見える景色は、まさに絶景の一言に尽きます。
この教会には建設に尽力し、塔の上に十字架を取り付ける時に転落死した
オラフという巨人の伝説があり、外壁には石像が残されています
⑧コフトウッツァ展望台
コフトウッツァ展望台はタリン旧市街を見渡せる展望台の1つです。
トームペアの丘の東側にあり、旧市街から石畳の道を上っていくとたどり着きます。
この展望台からは聖ニコラス教会や聖オレフ教会、とんがり屋根の塔や赤い屋根の家々など
旧市街に広がる中世のような街並みを間近に眺められます。
また旧市庁舎の尖塔のてっぺんにあるトーマスおじさんの姿が見られるのもポイントです。
旧市街の奥には新市街の近代的な建物が立ち並び、何百年もの伝統を守りながらも
スマートに発展し続けるエストニアらしい景色を堪能できます。
周辺にはカフェや土産物ショップもあり、タリンにある展望台の中で最も人気が高いスポットです。
⑨カドリオルグ宮
カドリオルグ宮は1718年、当時タリンを支配下に置いていた
ロシアの皇帝ピョートル大帝によって建造されました。
妃のエカテリーナ1世のために夏の離宮として造られたこの宮殿は
美しい庭園に囲まれたバロック様式の華やかな建物で
現在はエストニア国立美術館の別館となっています。
エストニアで唯一、海外美術を集めた美術館として16世紀から20世紀にかけての
西ヨーロッパとロシアの絵画や版画、彫刻などが展示されています。
宮殿内の装飾や壁画も見応えがあり、宮殿そのものが美術館の展示品のようです。
この庭園を含むカドリオルグエリアは7つの美術館や博物館、公園などがある
落ち着いた雰囲気の文化地区で、さまざまな野外イベントが開催されています。
⑩ロッカ・アル・マーレ野外博物館
タリン郊外の海に面した場所にあるロッカ・アル・マーレ野外博物館は
17世紀から20世紀初頭までのエストニアの農村部にあった伝統的な建物や暮らしを再現した博物館です。
屋外のエリアにはエストニアの地方ごとによって異なるさまざまなタイプの農場が再現され
周りには住居や学校、礼拝堂、商店、消防署なども作られています。
これらの建物は中に入って見学できるところもあり
昔の服装を身に付けたスタッフが当時の暮らしを教えてくれることもあります。
また農作業を体験したり、ヤギなどの動物と触れ合える
ファームキッズワールドは子供たちに人気です。
レストランでエストニアの郷土料理を味わえば
エストニアの文化をより深く知ることができるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自然豊かなエストニアは美しい自然環境と素晴らしい文化的遺産が見事に融合した国。
街歩きや自然体験、ショッピングまで見どころが盛りだくさんです!
エストニアの魅力を最大限に体験するためには現地の人々の暮らしを感じる
街歩きや、自然を楽しむアクティビティ、地元のグルメを堪能することなどがおすすめです。