おすすめスポット ~デンマーク編~ - 死ぬまでに行きたい!世界旅行カタログ

デンマーク旅行私的おすすめスポット

 

デンマークとは?

デンマークは北欧諸国の中で最も南に位置し、
平地の多いユトランド半島と周辺の多くの島々で構成される国です。

海峡を挟んでスウェーデンと近接し、スウェーデンとはオーレスンリンクと呼ばれる
道路鉄道併用橋及び海底トンネルでつながっています。南部はドイツと国境を接しています。

国土の約6割が農業用地で国内で消費する食糧の約3倍の農業生産をあげるため、
輸出の18.5%(2020年)が食料品です。

生産、加工、販売を行う農業協同組合の設立により、
高度に組織化、効率化された農業生産が実現され、ハイテク化も進んでいます。
特に酪農が発展し、チーズやバターは高い国際競争力をもっています。

 

高福祉先進国

環境先進国として知られ、1973年の石油危機を契機に輸入原油からクリーンエネルギーへの代替を進めた結果
海に囲まれた平らな国土を活かした風力発電が発展し、発電量の54.7%(2019年)が風力でまかなわれています。

また北海デンマーク区域で発見された油田(1981年掘削開始)から産出される
原油と天然ガスが、エネルギー自給に貢献しています。

19世紀後半から社会保障や社会福祉制度が整備され、高福祉高負担の国家としても有名です。
国民は収入の約半分を税金として納め、消費税も25%と高い水準にあります。
福祉に関する財源と決定権は地方にあるため、地域に密着した公共サービスが行われています。

雪の女王や人魚姫など数々の童話を生んだアンデルセンは
デンマーク生まれで、彼の作品はデンマーク語から160の言語に翻訳されています。

 

おすすめスポット

①ニューハウン

ニューハウンとは新しい港という意味でアンデルセンが愛した街として知られています。
1671年から掘削を開始し1673年に完成した幅30~40m、長さ400mの北欧で最も古い人工の小さな港。

かつては船着場として船員たちで賑わう繁華街として有名でした。
現在はカラフルな家並みと石畳の通りが特徴的で、まさにおとぎの国。

特に夏になるとカフェやレストランが賑わいを見せ、コペンハーゲンを代表する観光スポットです。
クリスマスシーズンにはクリスマスマーケットが開かれ、ホリデー気分を満喫できる場所としても知られています。
また、ニューハウンは運河沿いのボートツアーも人気で、コペンハーゲンの美しい景色を水上から楽しめます。

・アクセス
地下鉄1・2号線コンゲンス・ニュートー駅(Kongens Nytorv)から徒歩1分

・営業時間
24時間

・休業日
なし

・定休日
なし

・所要時間目安
1時間~2時間

・入場料
無料

 

②クロンボー城

クロンボー城はスウェーデンを対岸に望むエーレスンド海峡沿いに位置し
シェイクスピアの代表作のハムレットの舞台になった古城です。
海峡通行税の徴収を目的とした建物を、1585年にフレデリク2世の命により再建。

1629年に火災により財産のほとんどが消失し再び再建されました。
状態保存の功績と歴史的観点から、2000年にユネスコ世界遺産に登録され
現在はデンマーク国立博物館の一部として一般公開されています。

地下に眠る英雄像のホルガー・ダンスケは一見の価値あり。
多様なガイドツアーやイベント、展示、ワークショップがあり、一年を通して城を堪能できます。
毎年8月には野外劇場のシェイクスピアフェスティバルが中庭で開催されます。

・アクセス
コペンハーゲン中央駅(Copenhagen Central Station)から鉄道 50分、エルシノア(Helsingoer)駅から徒歩10分。

・営業時間
1~4月・10~12月:11~16時、5~9月:10~17時

・休業日
12/24、25、31、1/1

・定休日
月曜(5~9月は月曜休館なし)

・所要時間目安
1時間~2時間

・入場料
有料(大人:95デンマーククローネ、学生85デンマーククローネ、 子供:無料、 団体:85デンマーククローネ)

 

③オーデンセ

作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの故郷として有名です。
アンデルセンの童話は世界中で愛されており、彼の生涯と作品に触れるために多くの観光客がこの地を訪れます。

オーデンセの中心にはアンデルセンが2歳〜14歳まで
住んでいた黄色の木造住宅があり、1930年から一般公開されています。

この家では彼の生涯を通じた手紙や原稿、私物が展示されており
アンデルセンの創作の原点を知ることができます。

その他、オーデンセ大聖堂やブランツ美術館、イーエスコウ城など観光名所や
オーデンセ動物園やデンマーク鉄道博物館など子どもに人気のスポットもあり家族で楽しめます。
1989年から日本の船橋市と姉妹都市の提携を行っています。

・アクセス
コペンハーゲン中央駅(Copenhagen Central Station)から鉄道1時間30分。

・営業時間
24時間

・休業日
なし

・定休日
なし

・所要時間目安
1日(観光)

・入場料
なし

 

④チボリ公園

チボリ公園は1843年創業の地元民から愛され続けている人気の観光スポットです。
老若男女問わず市民が楽しめる施設をコンセプトにしたテーマパークは
ハンス・クリスチャン・アンデルセンやウォルト・ディズニーにインスピレーションを与えた場所としても有名です。

アトラクションはチボリの建築とマッチするよう作られ、アンデルセン童話の世界を巡る空飛ぶスーツケースや
最高点28mのジェットコースターのデーモンなど、子どもから大人まで楽しめます。

コンサートや演劇などの多彩なイベントやクリスマスの幻想的なイルミネーションも見どころの1つ。
60店舗以上ある飲食店ではデンマークの伝統料理から気軽なファーストフードまでニーズに合わせた料理が堪能できます。

・アクセス
コペンハーゲン中央駅(Copenhagen Central Station)から徒歩1分

・営業時間
夏季:11~23時(金・土曜~24時)

・休業日
祝日

・定休日
なし

・所要時間目安
1日

・入場料
有料(大人:135デンマーククローネ(土・日曜145デンマーククローネ)、 子供:60デンマーククローネ、 団体:122デンマーククローネ)

 

⑤ストロイエ

ストロイエは市庁舎広場からコンゲンス・ニュートー広場を結ぶヨーロッパで最も長い歩行者専用道路の1つ。
4つの通りと3つの広場から成り、メインストリートは格安店からブランド店まで
数多くの店舗が並ぶショッピングスポットです。

デンマークブランドのロイヤル・コペンハーゲンやレゴでは
洗練されたデザインの食器や雑貨、限定のおもちゃが購入可能。
ヘリゴーンズ教会や聖母教会など歴史的建造物も見られ、ノスタルジックな景観が楽しめます。

市庁舎広場にはコペンハーゲン名物のホットドッグスタンドがあり、コンサートやイベントも多数開催されています。
コウノトリ噴水のあるアマートゥ広場では大道芸が盛んに行われ、市民の憩いの場となっています。

・アクセス
コペンハーゲン中央駅(Copenhagen Central Station)から徒歩5分

・営業時間
24時間

・休業日
なし

・定休日
なし

・所要時間目安
2時間~3時間

・入場料
無料

 

⑥アマリエンボー宮殿

アマリエンボー宮殿は4つの同一の建物から成るロココ様式の王宮です。
フレゼリク5世の命により4人の貴族のための住居として建設。

当時王宮として使用されていたクリスチャンスボー宮殿の火災をきっかけに王室の住居となりました。
4つの宮殿のうち、クリスチャン8世宮殿はアマリエンボー博物館として公開されています。

歴史的な宝物コレクションや書斎、ダイニングルームのほか、現在の王室に関する展示も見学可能。
予約制のガイドツアーもあり、併設のミュージアムショップでは展示品にちなんだお土産が購入できます。

毎日正午に宮殿広場にて行われる衛兵交代式は必見。
女王滞在時には黒い屋根の上に王室旗が掲げられ、衛兵音楽隊による演奏も楽しめます。

・アクセス
地下鉄3号線マーモキアケン駅(Marmokirken)から徒歩5分、コンゲンス ニュートー広場から徒歩 8分。

・営業時間
1月~7月中旬:11~16時、7月中旬~8月中旬:10~16時、8月中旬~12月:11~16時

・休業日
12/23~25

・定休日
月曜

・所要時間目安
30分未満

・入場料
有料(大人:95デンマーククローネ、 子供:無料、 団体:80デンマーククローネ)

 

⑦ローゼンボー城

ローゼンボー城はクリスチャン4世の命により
1634年にオランダ・ルネッサンス様式で建築されたコペンハーゲンの古城です。

4世はローゼンボーへの滞在を気に入り、数々のスキャンダルの舞台裏になりました。
室内の保存状態は良く、王の書斎や浴室など、数々の部屋が展示されています。

騎士の間にある、3頭の銀のライオンに守られた戴冠式の玉座は必見。
小部屋には、黄金の台座に並ぶヴェネチアン・ガラスコレクションがあります。

地下には武器や琥珀の展示が見られ、ハイライトともなる宝物庫には
目が眩むような輝かしい王冠やロイヤルジュエリーが保管されています。

館内ではモバイルガイドが利用可能。
子供向けのアクティビティやコンサートも開催されます。

・アクセス
地下鉄 ノアポート(Noerreport)駅から徒歩 5分、コンゲンス ニュートー広場から徒歩 8分。

・営業時間
1~6月:11~16時、7~8月中旬:10~16時、8月中旬~12月:11~16時

・休業日
1/1、12/23~25

・定休日
月曜

・所要時間目安
1時間程度

・入場料
有料(大人:120デンマーククローネ、 子供:無料、 団体:100デンマーククローネ)

 

⑧人魚姫の像

人魚姫の像はデンマークのビール醸造家カール・ヤコブセンが
コペンハーゲン市に寄贈したデンマークの象徴的な彫刻像です。

カール・ヤコブセンが童話の人魚姫を題材にしたバレエ公演をデンマーク国立歌劇場で鑑賞し
物語と主役を踊ったエレン・プライスに感銘を受け、彫刻家エドヴァルド・エリクセンに人魚の彫刻像の制作を依頼。

1913年に完成し、ランゲリニエ埠頭にて公開されました。
像の大きさは約80cm、材料にはブロンズと花崗岩を使用。

首の持ち去りや腕の切断、ペンキをかけられるなどの破壊行為を何度も受けており、その都度修復されています。
愛する王子との再会を願いながら対岸を見つめる切なくも美しい姿は、一見の価値があります。

・アクセス
鉄道 オスターポート駅より(Osterport)徒歩10分。

・営業時間
24時間

・休業日
なし

・定休日
なし

・所要時間目安
30分未満

・入場料
無料

 

⑨コペンハーゲン市庁舎

コペンハーゲン市庁舎は建築家マーティン・ナイロップにより
1905年に建築された格調高い北欧建築の傑作と謳われる建物です。

伝統技術を重んじたデンマーク様式を軸にイタリアのシエナ市庁舎から着想を得た
イタリア・ルネサンス様式が取り入れられ、その壮麗な佇まいは圧巻です。

世界で最も正確なアナログ時計のイェンス・オレセンの天文時計が見どころです。
館内は個人見学も可能ですが、約50分のガイドツアーに参加すると建物の歴史や見どころを余すことなく会得できます。

ガイドツアーには市庁舎塔ツアーも含まれ、約300段の階段を持つ高さ105.6mの市庁舎塔を登ると
尖棟とオレンジ屋根が可愛らしくも趣深いコペンハーゲン市内が一望できます。

・アクセス
中央駅(Kobenhavn H)徒歩 3分。

・営業時間
8時30分~16時30分(土曜11~13時)

・休業日
祝日

・定休日
日曜

・所要時間目安
30分未満

・入場料
無料

 

⑩カステレット要塞

星型をしたカステレット要塞はオランダの要塞エンジニアのヘンリック・リューゼにより建設された
コペンハーゲンにある保存状態の良い要塞の1つです。

建設の計画者クリスチャン4世が死去し、息子のフレデリック3世により計画を実行。
1665年に完成を迎え、現在は歴史的記念物として保護されています。

建物は軍の兵舎として使用され敷地は散歩やマラソン、サマーコンサートなどが楽しめる緑豊かな公園になっています。
キングスゲートすぐの博物館では要塞の歴史を記す資料や写真が閲覧可能。

1704年建築のバロック様式の教会や1847年建築のコペンハーゲン最後の風車も
修復を重ねながら既存しており、町のランドマークとなっています。

・アクセス
中央駅(Kobenhavn H)徒歩 3分。

・営業時間
夏季:6:00-22:00,冬季:6:00-20:00

・休業日
なし

・定休日
なし

・所要時間目安
1時間~2時間

・入場料
無料

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

世界平和度指数でデンマークは世界163か国中4位にランクインしており

国民の幸福度が高く、医療や社会支援も充実していると言われており

比較的安心して旅行できる国と言えるでしょう。

 

ぜひこの記事でご紹介した観光スポットを参考に

デンマーク旅行のスケジュールを立ててみてくださいね!