マレーシア旅行私的おすすめスポット
目次
マレーシアとは?
マレーシアは東南アジアに位置し、マレー半島と
ボルネオ(カリマンタン)島北部から成る
イスラームを国教とする連邦立憲君主制国家です。
マレー半島の国土は、北部がタイと国境を接し
南部はジョホール海峡を隔ててシンガポールと近接しています。
一方、ボルネオ島の国土はブルネイ、インドネシアと国境を接します。
国王は、マレーシアを構成する13州のうち、君主のいない州を除いた
9州の王の中から5年ごとに互選(実質上は輪番制)で選出されます。
国王は象徴的な存在で、行政は内閣が担います。
1824年の英蘭協約でイギリスの植民地となりました。
1942~45年の日本軍占領を経て、再びイギリスの支配下に置かれ
1948年に英領マラヤ連邦となりました。
1957年にマラヤ連邦として独立、1963年にシンガポールと英領サバ
英領サラワクを加えて連邦国家マレーシアが成立しました。
複数の移民による多彩な文化
マレーシアには複数の民族が暮らしているので、文化もまた多彩。
人口比率でみるとマレー系民族が69%ともっとも多く
伝統芸能としては、マレー民謡や影絵芝居が発展しています。
次に中国系が23%を占め、中国正月の時期は
ライオンダンスがにぎやかに町で舞っています。
そして7%を占めるのはインド系で、奇祭ともよばれる
ヒンズー教のお祭りのタイプーサムは鮮烈な印象です。
おすすめスポット
①マラッカ
1400年に建国されたマラッカ王国の古都。
マラッカ海峡に面し、外国との貿易拠点として大いに栄えました。
この地に移住した中国系住民の文化と現地のマレー人の文化とが融合したプラナカン文化で知られ
中華と東南アジアと西洋が融合した町並みが世界文化遺産に登録されています。
現地の料理も中華風とマレー風が合体した特徴的な味なので、ぜひトライしてみてください。
落ち着いた古都だけあって治安は比較的よく、観光客向けの高級ホテルや物産店も豊富です。
②ボルネオ島
日本の2倍近くの面積を誇る広大な島で、マレーシア
インドネシア、ブルネイの3国が分割して領有しています。
マレーシア領である北部は東南アジアの最高峰キナバル山(4,095m)がそびえ
美しい海岸や熱帯雨林が残ることから世界自然遺産に登録されています。
州都・コタキナバルは治安が良く、リゾートホテルもあり、観光拠点として最適。
フルーツやシーフードを扱う飲食店や名物オランウータンのグッズを売る土産店もあります。
③オランウータン保護島
オランウータンはマレー語で森の住人を意味し
ボルネオ島とスマトラ島にしかいない大型の類人猿です。
かつては約100万頭が生息していましたが
近年では生息地である熱帯雨林の減少などにより
3万頭程度にまで激減してしまいました。
そのためマレーシアでは保護島を設け、オランウータンが本来暮らしていた
自然環境を再現して個体数の回復に努めています。
島内は見学も可能。
間近で見るオランウータンの赤ちゃんは驚くほど人間に似ています。
④国立モスク
5年の歳月を費やして1965年に完成した、マレーシア最大規模を誇るイスラム教モスク。
首都・クアラルンプールにあり、約8,000人を収容できる信仰の中心地です。
高くそびえる白亜のミナレット(尖塔)と精密な幾何学模様が描かれた外壁は荘厳そのもの。
礼拝時間以外であれば観光客が見学することも可能で、入場するための宗教装束の貸し出しも行われています。
現地の方々の信仰心に敬意を払いつつ、マレーシアのイスラム文化に触れてみましょう。
⑤マレーシア国立博物館
マレーの伝統的な建築様式が特徴的な博物館。
館内にはマレーシアの文化や歴史、習慣や風俗に関する資料がわかりやすく展示されているほか
中国文化との融合であるプラナカン文化やヨーロッパ諸国による植民地支配の歴史についても学ぶことができます。
⑥ペラトン洞窟寺院
標高約122mのカルスト台地の丘にある洞窟寺院で
1926年に中国の僧侶によって建立されました。
洞窟の入り口には朱塗りの中華建築がそびえ
白い石灰岩の洞内には金色の大仏や四天王像が鎮座し
壁面にはカラフルな天女や仏が描かれているなどまさに極楽浄土の世界。
この地に多く住んでいた中国系住民の信仰を集めたのもうなずけます。
洞窟の奥の階段は丘の頂上へ続いており、登り切れば丘からの素晴らしい展望が楽しめます。
⑦プトラモスク
新興都市・プトラジャヤにあるピンク色をしたモスクです。
そのかわいらしい外観からフォトジェニックなスポットとして女性観光客を中心に大人気。
中に入るには宗教装束が必要ですが男女ともに無料でレンタルできるので安心です。
モスク内部も華麗な文様が描かれたピンクの壁面に
ステンドグラスの光が差し込み、思わずため息がもれるほどの美しさ。
モスクの周辺には湖が広がっており、観光船でクルージングもできます。
⑧ブルーモスク
1988年に建てられた、マレーシアでは最大、世界でも4番目に大きいモスク。
ドームの周りにそびえる4本の尖塔は142.3mで世界一の高さを誇ります。
青と白の色彩の美しさから観光地としての人気も高く
礼拝の時間帯以外であれば見学もできます。
中でも、礼拝堂の豪華なシャンデリアやステンドグラスは必見。
入場するための宗教装束は無料でレンタルできます。
⑨セントラルマーケット
首都クアラルンプールのチャイナタウンに位置する
2階建ての巨大なショッピングセンターです。
イギリス統治下の19世紀に造られた建物の内部には約130もの屋台や店舗がひしめき合い
取り扱う商品も高級工芸品・服飾品から日用雑貨やお土産品まで多彩。
飲食店も同様で、高級レストランもあればファーストフード店もあります。
目当ての品がなくとも、ぶらりとめぐるだけで楽しいこと間違いなし。
マレーシアを訪れたらぜひとも立ち寄りたい場所の1つです。
⑩ペトロナスツインタワー
1998年に建てられた高さ452m・88階建ての超高層ビル。
ツインタワーとしては現在でも世界一の高さを誇っています。
86階にある展望台はクアラルンプール全域を一望できる大人気スポット。
現地の窓口でチケットを買おうとすると大行列が必至で時間がかかりますが
オンラインで予約すればその心配は無用です。
夜は華やかなライトアップや噴水ショーが行われて一層のにぎわい。
経済発展を遂げる現代マレーシアを象徴するビルです。
⑪バトゥ洞窟
洞窟の中にあるマレーシア有数のヒンドゥー教寺院。
19世紀に建てられ、現代でもインド系の人々の信仰を集めています。
中に入るには272段もの急な階段を上るため、歩きやすい靴や服装でご参拝ください。
カラフルな光や壁画が彩る洞内には、色彩豊かな
ヒンドゥーの神様の像が祭られ、インドらしさが満点。
熱心な信徒が自らの肉体を傷つける苦行をしていることもあり
信仰の聖地であることを実感できます。
1~2時間ほどかけてじっくりめぐりたい場所です。
まとめ
今回はマレーシア旅行に行った際の
おすすめスポット11選を紹介しましたが
いかがでしたでしょうか?
マレーシアでは豊かな自然、歴史深い寺院
最新の現代建築など、バラエティに富んだ旅が楽しめますので
ぜひ一度足を運んでみてくださいね!