インドネシア旅行私的おすすめスポット
目次
インドネシアとは?
インドネシアは東南アジア南部に位置する世界最大の群島国家です。
首都はジャワ島に位置するジャカルタ首都特別州です。
インドネシアの人口は約2.7億人で、総人口の約5割が30歳未満という
人口年齢が若い国という特徴があります。
インドネシアの平均年収は経済発展と共に上昇傾向にあるものの、
まだまだ給与水準は低い状態です。
日本で働くことで、インドネシアで働くよりも
多くの給与を稼げると考えられております。
インドネシアでは、人口の約9割はイスラム教を信仰しています。
インドネシア文化を知るには、このイスラム教がベースとなっていることを忘れてはいけません。
多宗教国家ならではの多様性
インドネシアはイスラム教徒が国民の約85%を占めており
次にキリスト教、ヒンドゥー教、仏教と続きます。
さまざまな宗教信仰の自由が認められている一方で、
無宗教であることは基本的に認められていません。
この点、日本は特定の宗教を信仰している方は
少ないイメージなので、驚かれるかもしれません。
婚姻制度においても異なる宗教同士では結婚ができないので、
片方が改宗しなければなりません。
イスラム教徒、キリスト教徒、仏教徒…
さまざまな宗教観の人が同じ職場で仕事をしています。
宗教が異なる者同士でも、互いの宗教を尊重し合っています。
例えば、イスラム教徒の人は朝~夕方にかけて1日5回お祈りをします。
5回もあると仕事中にもお祈りの時間が必要になりますが、
インドネシアでは就業時間中にイスラム教徒の人が
お祈りの時間を持つことを会社が認めているケースが多いです。
おすすめスポット
①タナロット寺院
タナロット寺院はケディリ地区にあるバリ島の人気観光スポット。
16世紀にジャワ島の僧侶たちによって建てられた歴史のある寺院です。
岩の上に建っていることから、海に浮かぶ寺院としても知られています。
潮が引いている時間帯のみ歩いて寺院の周りまで近寄れますが
潮が満ちている時間帯は道が海に沈んでしまうため近くにはいけません。
干潮時でもところどころに海水は残っているので
ビーチサンダルなどの濡れても問題ない靴で行くのががおすすめです。
一部エリアに限られてしまうものの、ヒンドゥー教徒以外の方も立ち入れます。
タナロット寺院はサンセットも有名で、海に沈んでいく雄大な夕日は絶景!
サンセットの時間帯はかなり混雑するので、早めにアクセスしておきましょう。
タナロット寺院の洞窟には聖なる蛇が住んでおり、一定額の寄付をすれば直接見て触ることも可能。
タナロット寺院へ向かう参道には、土産物屋が多く立ち並んでいます。
レストランや露店も多いので、ちょっとした食事をとることもできますよ!
タナロット寺院から徒歩で10分ほどの場所には、ケチャダンスの公演が行われている
スーリヤ マンダラ カルチュラル パーク タナ ロットがあります。
夕日を眺めたらそのままケチャダンスを見に行く、というルートもありですね。
タナロット寺院は、電車やバスなどの公共交通機関では行けません。
タクシーでのアクセスが一般的ですが、ングラ・ライ国際空港からは約1時間10分、
ウブドからは1時間半ほどの距離に位置しています。
②タマンアユン寺院
1634年にメングウィ王国の王によって建設され
バリ島の伝統的な建築様式を備えるタマンアユン寺院。
2012年にバリ州の文化的景観の一つとして世界遺産に登録された美しい寺院です。
寺院の名前タマンアユンは美しい庭園を意味し、その名の通り広大な庭園と池に囲まれています。
寺院の中心部には複数の塔が立ち並び
特に霊峰アグン山を模したといわれる多重塔、メルが印象的です。
また、タマンアユン寺院は地元の人々の憩いの場所でもあり
静かで穏やかな、そして荘厳な雰囲気を感じられるでしょう。
バリのヒンドゥー教信仰の中心地として
タマンアユン寺院はバリ観光で訪れたい場所の一つです。
③ボロブドゥール寺院
ボロブドゥール寺院は、780年から840年の間に建てられた石造遺跡群。
その当時ジャワ周辺を統治していたシャイレーンドラ朝が仏教の巡礼地として作らせたスポットです。
メラピ山の噴火により埋もれていましたが、ラッフルズ提督により発見されました。
今では世界最大級の仏教遺跡として世界各地から観光客が訪れる人気の観光地になり
1991年には世界遺産にも登録されています。
ベルのような形をしているのが、ボロブドゥール寺院の回廊に設置されているストゥーパ。
この中には仏像が入っており、隙間から覗き込むこともできます。
この他にも仏像も一緒に設置されているだけでなく、壁にはレリーフも幅広く刻まれています。
遠くから見てもその美しさに感動しますが、近くで見れば見るほど迫力を感じさせてくれますよ!
④プランバナン寺院
プランバナン寺院群は、インドネシアで最大のヒンドゥー教寺院です。
プランバナン寺院 (ロロ ジョングランとも呼ばれる)、セウ寺院、ブブラ寺院
ルンブン寺院により構成されており、これらの寺院はサイレンドラ王朝時代に建てられました。
1991年にはユネスコの世界遺産に登録されています。
一番の高さを誇るシヴァ神殿は、高さ47メートル。
プランバナン寺院群が建てられたとされているのは、9〜10世紀で、日本では平安時代に当たります。
この時代にここまで高いクオリティの建物を作り上げたとは、驚きですね…
仏教とヒンドゥー教が融合された世界観を感じてみてください。
⑤クタ・ビーチ
バリ島の繁華街、クタに位置するクタビーチは
観光客が絶えず訪れる人気のスポットです。
朝から晩まで賑わいを見せ、サーフィンのメッカとしても知られています。
人々が集まる理由の一つは、その美しいサンセット。
夕日が海に沈む様子は、まさに絶景と言えるでしょう。
ビーチ沿いには、ラウンジチェアでくつろぎながらドリンクを楽しむことができ
リラックスした時間を過ごすことができます。
⑥コモド国立公園
ユネスコの世界遺産に登録されているコモド国立公園では
絶滅危惧種に指定されているコドモドラゴンを中心に
コモドオオトカゲやジュゴン、ウミガメ、イルカなど、多様な動物たちが生息しています。
コモド国立公園の見どころは、コモドドラゴンなどの動物たちだけではありません。
珊瑚礁の死骸により彩られたピンクビーチも近年注目が集まっているスポットです。
まるで作り物のようにかわいらしいビーチで写真を取れば色鮮やかな写真撮影を楽しめますよ!
⑦トバ湖
トバ湖は、1,145平方キロメートルという東南アジアにおいて最大の広さを誇る湖。
日本最大の琵琶湖は669.26平方キロメートルなので、約2倍の広さを誇ります。
水深も450メートルあり、湖畔に立つと海のようにも感じられます。
トバ湖の周辺には豊かな山々が広がっており、ため息が出るほど幻想的な美しさ。
時間を忘れて湖畔でゆっくりとくつろぐというのも良いですが、バイクをレンタルしたり
車をチャーターしてトバ湖周辺にある集落を観光したりするというのもおすすめです!
⑧ゴア ガジャ
象の洞窟を意味するゴア ガジャは、11世紀に作られたと言われている遺跡。
まだ謎が多く残っているため、実際のところ誰によってどのように建てられたのかなどはハッキリわかっていません。
口の中から洞窟に入ると、当時の僧侶たちが修行していた穴や
ヒンドゥーの三大神であるシヴァやブラフマー、ヴィシュヌを意味するリンガ像が設置されています。
洞窟内部にはライトが設置されているので、真っ暗闇ではありません。
ゴア ガジャ遺跡の目の前には、1954年に発見された女神の沐浴場があります。
6体の女神ウィジャダは壺を持っており、そこから噴水のように水が吹き出ています。
近くに行けば実際にその水に触れることも可能。
ゴア ガジャ遺跡同様に、11世紀に作られたとは思えないほど
きれいに残っているので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
⑨ウルワツ寺院
ウルワツ寺院は、海の精霊がまつられている寺院。
残念ながら寺院内部へ立ち入ることはできませんが、そのすぐ近くまで立ち寄れます。
ウルワツ寺院もサンセットで有名なスポット。
バドゥン半島の南西の断崖絶壁にあるため、周囲を遮るものは何もありません。
97メートルの高さから眺めるインド洋は、迫力満点!
ウルワツ寺院の広場では、毎日19時よりケチャダンスの公演も行われています。
夕日をバックに声と身体を使って表現する姿は圧巻の一言。
ウルワツ寺院周辺にも公共交通機関はありません…
タクシーか車をチャーターして向かいましょう!
⑩ウブド王宮
ウブド王宮は、ウブドの中心エリアに位置していることから
多くの観光客が訪れる人気のスポットです。
ウブド王宮には現在でも王族の子孫が住んでいます。
そのため、観光客が入場できるのは、庭などの一部エリアのみ。
それでも十分ウブドの歴史や建物の魅力を実感できます!
ウブド王宮では、バリ舞踊のショーが行われています。
ショーは日没後の19時半から21時までとなっており、曜日によって違うショーを鑑賞できます。
ウブド王宮はモンキーフォレストから歩いて20分程の距離に位置しており、車なら10分ほどで到着します。
近くには他にもウブド市場などの人気のスポットがあるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
⑪ブサキ寺院
ブサキ寺院はバリ・ヒンドゥー教の総本山。
ブサキ寺院の歴史については説が複数ありますが
高僧ルシ・マルカンディアが建てたと伝えられています。
大小合わせて30以上の寺院が立ち並ぶ複合寺院でもあります。
それぞれの寺院にはメルと呼ばれている高い塔が立っており、迫力のある景色を堪能できます。
3〜4月にはオダランと呼ばれる大規模な祭りが開催されます。
この期間はバリ中から観光客が押し寄せるため、かなり混雑します。
盛り上がっている様子を見たいならこの時期がおすすめですが
ゆっくりと一つひとつの寺院を見て周りたい方は避けた方がいいかもしれません…
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はインドネシア観光を楽しむために
事前に知っておきたい情報や注意点などをまとめました。
インドネシアは1年を通して28度前後と過ごしやすい気温ですが
乾季(4〜11月)と雨季(12〜3月)があります。
雨季にはスコールが降ることが多く湿度も高いので、決して過ごしやすい気候とは言えません。
特に1月から2月はかなりの頻度で雨が降り続くので、注意が必要です。
そのため、インドネシア観光のベストシーズンは、4〜11月の乾季。
雨季と比べて湿度も比較的低く、快適に過ごせます。
スコールも少ないので、海もきれいに見えるところもうれしいポイントです。
マリンアクティビティやプールなどを楽しみたい方は、特に乾季に行くようにしましょう!