ラトビア旅行私的おすすめスポット
目次
ラトビアとは?
ラトビアはヨーロッパの北東部に位置し、北はエストニア
南はリトアニアに接するバルト三国の真ん中にある国です。
ほぼ平坦な国土には森に囲まれた多くの湖と湿地帯があります。
地形は西部が平坦で中央から東部が低い丘陵です。
国土中央をダウガバ川が流れ、田園風景が広がっています。
ダウガバ川の河口、バルト海沿岸に発展してきた首都リガはバルト三国最大の都市で
旧市街には13世紀からの装飾豊かな建築物が立ち並んでいることから、バルトのパリと呼ばれています。
農業は畜産が中心で、工業は化学、木材加工が盛んで、木材及び同加工品が主要輸出品となっています。
バルト諸国の真珠
ラトビアの歴史や文化は、豊かな文化、歴史的遺産そのものにあります。
古代民族の伝統や古城、歴 史の遺産に興味のある方、芸術や博物館に興味のある方、
歌と踊りの祭典に触れたい方など、ラトビア は全ての方の旅のニーズにふさわしい文化を持つ地です。
首都リガはモダンな大都市で、かつ歴史的建築物と
近代アートが交差する、ヨーロッパでも独特な雰 囲気のある街です。
ノスタルジックな歴史を感じると共に、現代的なクラブやレストラン、
コンサート ホールなど、快適な観光を楽しむことができるでしょう。
また、ラトビアの魅力は人の手が加わっていない自然や様々な歴史の跡、文化、建築にあります。
ラトビアだけに存在する、500km も続く美しい砂浜があり、国土の 45%は天然林です。
この自然もまたラトビアが現代に残した文化と言えます。
大自然での様々なアクティビティをどなた様も気軽に楽しめますよ!
おすすめスポット
①リガ旧市街
ラトビアの首都リガの旧市街はバルト海の真珠と称されるほど美しいエリアです。
さまざまな建築様式の建物が立ち並び、中世ドイツの雰囲気を
色濃く残す町並みは、世界遺産にも登録されています。
石畳の通りを歩けば、まるで中世ヨーロッパに迷い込んでしまったかのような感覚になり
旧市街には、リガ大聖堂や聖ペテロ教会、スウェーデン門などの観光スポットが集中しています。
また、リガ最古の住宅である三兄弟の家やアールヌーボー建築が並ぶアルベルタ通り
ルネッサンス様式の建築が一際目立つブラックヘッドハウスなど、中世の建築群も見逃せません。
レストランやお土産屋もたくさんあり、一日中散策が楽しめるスポットです。
②ルンダーレ宮殿
ルンダーレ宮殿はラトビアで最も素晴らしいバロック-ロココ様式の建造物の1つです。
1736〜1740年にかけてロシア帝国のアンナの命により、ビロン公の夏の離宮として建設されました。
宮殿全体は16の建物で構成されており、豪華で美しい内装が特徴です。
特に黄金の広間よ白の広間は豪華なシャンデリアや繊細な彫刻が調和した美しい空間です。
宮殿の中央部分は公爵の営舎、東側には黄金の広間、白の広間、
グレート・ギャラリーなどの代表的な部分があり、西側は公爵や支配者階級の家族の住居。
宮殿の南側にはフランス式庭園が広がり、美しい花々や噴水、彫像が点在しています。
2005年にはバラ園の造園も始まり、多種多様なバラを楽しめます。
③聖ペテロ教会
聖ペテロ教会は高さ123m、リガのランドマーク的存在である聖ペテロ教会は市内で最も高い教会です。
ゴシック様式のレンガ造りの建物で、その重厚な外観は趣があります。
エレベーターで72mの高さにある展望台に上がると
パステル色の可愛らしい旧市街やダウガヴァ川の素晴らしい景色を一望できます。
夜景を楽しめる金曜日と土曜日の夜は特におすすめです。
教会内ではしばしばアートの展示会が開かれ、地元の文化や芸術に触れることができます。
また、頻繁に開催されるコンサートに合わせて訪れてみるのも良いでしょう。
教会のすぐ近くにはドイツから贈られたブレーメンの音楽隊の銅像があり
こちらも人気の観光・撮影スポットです。
④リガ大聖堂
リガ大聖堂は13世紀に建てられたバルト三国の内で最大規模の大聖堂。
ラトビアにおけるキリスト教の中心的存在であり、歴史的にも宗教的にも重要な場所です。
大聖堂は何世紀にもわたり増改築が繰り返されたため、ローマ様式、初期ゴシック様式、
バロック様式、アールヌーボー様式など、異なる建築様式を合わせ持つユニークな造りをしています。
一番の見どころは世界で4番目に大きなパイプオルガンです。
毎日正午にコンサートが行われ、約7000本のパイプを持つオルガンの重厚な音色が大聖堂内に響き渡ります。
また、リガの歴史を描いた美しいステンドグラスも必見です。
リガの歴史に興味がある方は、大聖堂に併設された博物館も覗いてみると良いでしょう。
⑤トゥライダ城
トゥライダ城はラトビアのシグルダにある歴史的な城で
ガウヤ国立公園内のトゥライダ博物館保護区に位置しています。
1214年にリヴォニア剣士団によって建設され、中世ヨーロッパの雰囲気を今に伝える重要な観光名所です。
トゥライダとはリヴォニア語で神の庭を意味し、その名の通り美しい自然と調和した壮麗な風景が広がっています。
城の大部分はバルト十字軍の伝統的なレンガ造りで建設され、塔や防壁、庭園で構成されています。
城の周囲にはトゥライダのバラと呼ばれる女性の悲恋の物語に関連する見どころもあり
彼女の墓や愛の伝説が語られる場所として、多くのカップルが訪れます。
⑥ブラックヘッドハウス
リガのブラックヘッドハウスは16世紀に建てられた
ルネッサンス様式の美しい建物で、リガの街中でもひと際目立つ存在です。
かつては裕福な独身商人のギルドの本部として、頻繁にパーティや
文化イベントが行われていたブラックヘッドハウス。
現在では一部が観光スポットとして一般公開され
展示会やコンサートなどのイベント会場としても利用されています。
ファサードにはギルドの守護聖人である聖モーリスと聖母マリアの肖像が描かれ
中へ入ると精巧な天井画やシャンデリア、豪華な家具が目を引きます。
見学は地下室にある博物館からがおすすめです。
ブラックヘッドハウスとリガの歴史について理解が深まり、より楽しめるでしょう。
⑦アグロナ大聖堂
アグルァナ大聖堂はラトビアを含めたバルト三国内でも有名なカトリックの聖地です。
1697年に設立された修道院兼学校を起源とし、1699年には最初の教会が建てられましたが火事により全焼。
その後、1780年に再建された石造りの建築が200年以上に渡って現代へと受け継がれてきました。
白く美しい外壁や高さ約60mの2つの塔が大きな特徴で、後期バロック様式の建築に加えて
豪華なロココ様式の装飾なども取り入れられた美しい大聖堂は、観光名所としても魅力的。
1990年代にはヨハネ・パウロ2世の訪問に合わせ聖堂前に開放的な広場が作られたことで
周囲の景色との調和もいっそう高まり、より神聖な印象が強まったとも言われています。
⑧ガウヤ国立公園
ガウヤ国立公園は1973年に設立されたラトビアで最も広く、最も古い国立公園です。
広さは約90,000ヘクタールに及び、ラトビア中部から北東部に広がっています。
多様な自然環境と豊富な歴史的遺産があり、人気のあるスポットです。
公園の中心にはガウヤ川が流れており、その渓谷は公園のシンボルとも言える絶景を形成しています。
緑豊かな森や色とりどりの花々が広がり、季節ごとに異なる風景を楽しめます。
また、公園内には多くの歴史的な遺跡や文化的な名所が点在しています。
川沿いには19の古代城の塚、6つの中世の城、そして3つの町があり、
レンガ造りの城、教会、風車など、ほとんどのものは一般の人も自由に見学ができます。
⑨スィグルダ城址
スィグルダ城址は13世紀にリヴォニア騎士団によって建設された中世の要塞遺跡です。
現在は城門と城壁の一部が残っており、高台に位置するために城址からは
ガウヤ川谷の最大な眺望が広がる周囲の美しい自然景観と、深い歴史の息吹が感じられます。
また、城址の近くには19世紀に建てられた
ネオゴシック様式のスィグルダ新城があり、現在はレストランになっています。
スィグルダ城址周辺のガウヤ国立公園では、ハイキングやサイクリング、
ボートツアーなどのアウトドアアクティビティが楽しめます。
特に紅葉が公園全体を彩る秋は圧巻。
スィグルダ城址は、その歴史的価値と自然の美しさが融合した場所として
多くの観光客に大人気のスポットです。
⑩自由の記念碑
ラトビアの自由の記念碑はラトビアの自由と誇りを象徴する重要なモニュメントです。
1935年にラトビアの独立を記念してラトビア人の彫刻家カールリス・ザーレの手によって制作されました。
高さ42mを誇る記念碑の頂上に見えるのは高さ9mの女神像。
その女神が手に掲げる三つの星はラトビアの3つの主要な地域である
クルゼメ、ヴィドゼメ、ラトガレを表しています。
記念碑の足元には漁師や農民の彫刻や独立戦争の記念レリーフ、更に土台にはラトビア語で
祖国と自由のためにと刻まれており、ラトビアの独立と自由への強い思いが感じられます。
自由の記念碑はラトビアの歴史を語るうえで欠かせないスポットです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
美しい自然や素晴らしい建築物、美味しい料理など、ラトビアには多くの魅力が詰まっています!
今回はラトビアをご紹介しましたが、バルト三国のエストニアとリトアニアも
別の記事で紹介していますので、ぜひそちらも一度ご覧ください。
この記事を参考にあなただけのお気に入りの場所や料理を見つけて
ラトビアの魅力を存分に楽しんでくださいね!